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録音機材 [AV機器等]

20年近く前になりますが、DENONからポータブル型のDATが出ました。DTR-80Pというものですが、当時はCD音質でデジタル録音ができるということでビックリしたことを覚えています。

DTR-80P-01.jpg

手前右にあるのがそうです。値段は忘れていましたが、調べてみると定価89,800円、それにNi-Cd充電バッテリーが8,000円もしました。頑張ってボーナスで買って、エア・チェックやギターの録音に使っていました。

フォーマットは44.1kHz(16bit)と48kHz(16bit)です。

DATは磁気テープに記録するもので、ヘッドはビデオ・テープと同じでロータリー・ヘッドだったと記憶しています。磁気テープなのでカセットテープ同様、劣化や巻き込みの心配もあります。(実際、巻き込んでダメにしたことがあります。)

このDATで録音したものがこれです。(以前UPしたものの再掲です。)

・ヴェネズエラ民謡"Vals Pica Pica"(作曲者不詳)



・マヌエル・デ・ファリャのバレエ音楽《三角帽子》から「粉屋の踊り」



・ドメニコ・スカルラッティのソナタK.380



・フェルディナンド・カルリのセレナーデop.96-3より



マイクはそれほど高価でないステレオ・コンデンサー・マイクです。

DTR-80P-03.jpg

テープが手に入りにくくなってきたのと、(デジタル出力が同軸のみなので)同軸のデジタル入力端子が付いているサウンド・カードも手に入りにくくなってきたので、最近SDカードに録音ができるデジタル・レコーダーに切り替えました。(その後、自宅ではコンピュータで直接録音していたこともあります。)

DATの左側に写っているものでRolandのR-09です。

最近の製品だけあってフォーマットが豊富です。内蔵マイクが付いているので手軽に録音できますし、USBでコンピュータに取り込めるので便利です。

大きさを比べるとこんな感じです。

DTR-80P-02.jpg

DATはこれにNi-Cd充電バッテリーが付くと大きさも重さも増します。(バッテリーは既に使い物ならないのでACアダプターで使用していました。)

さて、R-09での録音はこんな感じです。マイクは内蔵マイクです。こちらも以前UPしたものの再掲です。(ホールと自宅、爪ありと爪なしの違いがあるので単純に比較できませんが。)

・グスターヴ・ホルストの「木星」冒頭



・ヨハン・クリーガーのメヌエット



20年前のDATでも十分だと思いますが、手軽に録音できる現在のデジタル・レコーダーは便利です。この20年間の進歩ですね。

今日は仕事が多忙で練習をお休みしました。

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