SSブログ

ヴィーラント・クイケン&レ・ヴォワ・ユメーヌ [コンサート]

ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)を聴くのは随分久しぶりです。

Kuijken3兄弟の長男Wielandと女性ガンバ奏者のデュオLes Voix Mumaines(Susie NapperとMargaret Little)、それにErick Milnesのチェンバロが加わった4人によるコンサートでした。

Wieland Kuijken_Les Voix Humaines-01.jpg

開演前の舞台の様子、モニターテレビの画像です。見辛いですが、チェンバロにバス・ヴィオール2本とパルドゥシュ・ヴィオールが見えます。

Wieland Kuijken & Les Voix Humaines 2010 JAPAN(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)

【前半】
1. N.A.ルベーグ:鐘
2. H.パーセル:3声のファンタジア No.1 ニ短調
3. 同:3声のファンタジア No.2 ヘ長調
4. サント=コロンブ:クプレ
5. 同:シャコンヌ ニ短調
6. M.マレ:3本のヴィオールのための第1組曲より(第4巻)
 プレリュード、サラバンド、田舎娘、ロンドー

【後半】
7. M.レ:パリのサント・ジェヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘
8. A.フォルクレ:第4組曲
9. C.モワロー:オルレアンの鐘(チェンバロ独奏)
10. J.ジェンキンズ:五つの鐘

【アンコール】
1. A.フォルクレ:3本のヴィオールのための組曲よりアルマンド
2. ビートルズ:ビコーズ

Wieland Kuijken:ヴィオラ・ダ・ガンバ
Les Voix Humaines
Susie Napper:ヴィオラ・ダ・ガンバ
Margaret Little:ヴィオラ・ダ・ガンバ
Eric Milnes:チェンバロ

バス・ヴィオールと小型のパルドゥシュ・ヴィオールによるソロ、デュオ、トリオそしてチェンバロが加わったりと変化に富む構成で、ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を堪能しました。

ヴィオラ・ダ・ガンバは16~18世紀にヨーロッパで用いられた擦弦楽器で、ルイ14世のヴェルサイユ宮でももてはやされましたが、その後はヴィオリン族にとって代わられます。ヴィオリン族よりも柔らかくてより人の声に近いとても心地よい音がします。

ガンバ・デュオのLes Voix Humainesは日本語では「人の声」ですね。

アンコールのBeatlesナンバーも美しかった!

さて、コンサートで求めたCDを聴きながらこの記事を書いていますが、素敵なアルバムです。今日の4人の他、1曲でリュート奏者のNigel Northがテオルボで参加しています。

Wieland Kuijken_Les Voix Humaines-03.jpg

こちらで試聴できます。

Marin Maraisの3本のヴィオールのための作品集です。中央に置かれたTr.10のLully氏へのトンボーだけ通奏低音としてチェンバロではなくテオルボが参加しています。

会場を出ると秋の夕空が広がっていました。

Wieland Kuijken_Les Voix Humaines-02.jpg

今日も楽器の練習をお休みしました。明日からまた頑張ります。

nice!(51)  コメント(16) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。