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お気に入りの歌(1)-『サリー・ガーデン』- [歌]

ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人イェーツ(1865-1939)の詩に、古くから伝わるメロディーが付けられた曲だそうですが、シンプルなメロディとほろ苦い青春の思い出の詩がよくマッチしています。

Down by the sally gardens,
     my love and I did meet,
She passed the sally gardens
     with little snow-white feet,
She bade me take love easy,
     as the leaves grow on the tree.
But I, being young and foolish,
     with her did not agree.

In a field, by the river,
     my love and I did stand,
And on my leaning shoulder
     she laid her snow-white hand,
Sha bade me take life easy,
     as the grass grows on the weirs,
But I was young and foolish,
     and now am full of tears. 

よくある青春の一ページですね。いつか同僚に「この彼女は年上のお姉さんだと思うのだけれど、どう?」と尋ねたことがあります。同僚の返事は忘れましたが、どう考えても彼女の方が精神年齢が上だと思えます。

最初に聴いたのは、波多野睦美さんとつのだたかしさんによる同名のCD(PARDON, TH4830)です。このCDには「イギリスの愛の歌」というサブ・タイトルがつけられていて、『グリーン・スリーブス』や『スカボロー・フェア』など有名な曲が収録されています。これは随分聴きました。

次に聴いたのが、奥村愛さんのヴァイオリンによるもの。本名徹次さん指揮オーケストラ・アンサンブル金沢をバックにヴァイオリンが切なく歌います。このCD(Warner、WPCS-11700)はイギリスものを中心にしたアルバムですが、彼女のCDの中で一番好きなものです。

本日の練習メニュー:"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.1を使っての撥弦練習とアテニャンの「花咲く頃に」。ジツはこっそり練習している曲もあるのですが、今は内緒。


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c-tail

奥村さんのCD、私も持っておりますが、nyankomeさんのは直筆サイン入りですね?羨ましいです。(^-^)
by c-tail (2006-08-02 22:08) 

nyankome

c-tailさん
nice&コメントありがとうございます。
そうなんです。コンサート後サインをお願いしました。
最近、近くでのコンサートが無く寂しいです。
by nyankome (2006-08-02 22:35) 

Cecilia

確かに「お姉さん」という感じがしますね。
このCD、タブラトゥーラのホームページで確か試聴したと思います。
欲しいのですが・・・。
スカボロー・フェアも大好きな曲です。
以前「生活の木」というアロマのお店(ネット販売もしています。)で「スカボローフェア」というハーブティーがありました。今は残念ながらありません。
レモングラスをベースにリンデンやブラックカーラント(?)などがブレンドされた爽やかな風味のお茶でお気に入りだったのですが。レモングラスだけでは葉っぱという感じで・・・。自分ではとても再現できません。
イングランドのメロディー、大好きです。
by Cecilia (2006-08-03 11:11) 

nyankome

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます。
『スカボロー・フェア』はサイモンとガーファンクルがヒットさせたものとは少し違うのですが、素朴な美しさが魅力です。
ハーブ・ティーもきっと同様なのでしょうね。
by nyankome (2006-08-03 14:47) 

Cecilia

実は家にある米良さんのCDの中にもありました。(「すべての人の心に花を」というアルバムです。)
完全にテナーの声でささやくような感じで歌っています。
古楽という感じではなく、大島ミチルさんのアレンジです。
このアルバムの中では地味な存在だったので、題名も頭に入っていませんでした。
by Cecilia (2006-08-18 18:53) 

nyankome

Ceciliaさん
コメントありがとうございます。
この曲を分析すると、構成はAABA、Aの部分は四七抜音階でできています。Bの盛り上がる部分で七の音が2つだけ効果的に出てきます。
大島ミチルさんは村治佳織さんのCDでも編曲をされていたように記憶しています。
by nyankome (2006-08-18 19:53) 

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