アルアイレ奏法 [本]
ギターを弾いていた頃は毎号とっていた『現代ギター』、最近では立ち読みすることがほとんどですが、今月号は興味深い記事が載っていましたので購入しました。
もともと、昨年来日したSTINGと共演していましたリュート奏者エディン・カラマーゾフのインタビュー記事が目当てだったのですが、福田進一さんの「アルアイレ強化法」という記事を見て、家でじっくり読みたくなりました。
クラシック・ギターでは押弦した指を次の弦にもたれかけさせるアポヤンド奏法(はっきりとした強い音が出せる。)と空中に弾くアルアイレ奏法(スピード感のある繊細な音が出せる。)があります。この2つを使い分けるのですが、最近(アポヤンドを多用しない)アルアイレ奏法が広がりつつあるということを聞いていました。アルアイレの欠点を感じさせないで良さを出す強化法について解説されています。
興味のあったところを引用します。
「いつ頃からアポヤンドが主流になったかは定かではありません。-中略-古い楽器から学ぶことはあります。-中略-19世紀ギター(ラコート)に接するようになってわかったことは、ソルやジュリアーニの時代のギターはアポヤンド奏法に反応するように作られていないということです。楽器の持っている性格から、中音域が豊かで音の立ち上がりが凄く速いので、アルアイレ、アポヤンドいずれのタッチで弾いても大きな音質の差が出ないのです。当時からアポヤンドが使われていたかどうかは、はっきりしませんね…。」
そう言えば、私もモダン・ギターを弾いていたときより、今の方が19世紀ギターがスムーズに鳴っているように思います。リュートのタッチが合っているのかも知れません。
アポヤンドに近いしっかりした音を出すために、弦に対して指を斜めに向けてタッチを深くすることを勧めていますが、リュートのタッチに近いものですね。
リュートはアルアイレです。低音弦を弾くときの親指はアポヤンドですが、ギターのそれとは異なります。
エディン・カラマーゾフへのインタビュー記事も興味深いもので、サーカス付きの楽団でギターを演奏していたことやバーゼル・スコラ・カントゥルムでJordi Savallと出会い、エスペリオンXXで活動していたことなどが書かれていました。
今日は仕事が多忙で帰宅が遅くなりましたので、練習はお休みしました。
もともと、昨年来日したSTINGと共演していましたリュート奏者エディン・カラマーゾフのインタビュー記事が目当てだったのですが、福田進一さんの「アルアイレ強化法」という記事を見て、家でじっくり読みたくなりました。
クラシック・ギターでは押弦した指を次の弦にもたれかけさせるアポヤンド奏法(はっきりとした強い音が出せる。)と空中に弾くアルアイレ奏法(スピード感のある繊細な音が出せる。)があります。この2つを使い分けるのですが、最近(アポヤンドを多用しない)アルアイレ奏法が広がりつつあるということを聞いていました。アルアイレの欠点を感じさせないで良さを出す強化法について解説されています。
興味のあったところを引用します。
「いつ頃からアポヤンドが主流になったかは定かではありません。-中略-古い楽器から学ぶことはあります。-中略-19世紀ギター(ラコート)に接するようになってわかったことは、ソルやジュリアーニの時代のギターはアポヤンド奏法に反応するように作られていないということです。楽器の持っている性格から、中音域が豊かで音の立ち上がりが凄く速いので、アルアイレ、アポヤンドいずれのタッチで弾いても大きな音質の差が出ないのです。当時からアポヤンドが使われていたかどうかは、はっきりしませんね…。」
そう言えば、私もモダン・ギターを弾いていたときより、今の方が19世紀ギターがスムーズに鳴っているように思います。リュートのタッチが合っているのかも知れません。
アポヤンドに近いしっかりした音を出すために、弦に対して指を斜めに向けてタッチを深くすることを勧めていますが、リュートのタッチに近いものですね。
リュートはアルアイレです。低音弦を弾くときの親指はアポヤンドですが、ギターのそれとは異なります。
エディン・カラマーゾフへのインタビュー記事も興味深いもので、サーカス付きの楽団でギターを演奏していたことやバーゼル・スコラ・カントゥルムでJordi Savallと出会い、エスペリオンXXで活動していたことなどが書かれていました。
今日は仕事が多忙で帰宅が遅くなりましたので、練習はお休みしました。
doraさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 06:07)
xml_xslさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 06:08)
懐かしいですね「現代ギター」。昔は私は創刊号から読んでおりました。最近は年に1冊買うかどうかですが。(^^;
>弦に対して指を斜めに向けてタッチを深くすることを勧めていますが
私のタッチに近いです。(^^;
by たこやきおやじ (2009-03-03 09:05)
アポヤンド、アルアイレ・・・曲の中で使い分けているのだと思っていました。(少しはそうですよね?)
リュートではアポヤンドを使わないと思っていました。
「小さな黒人」がありますね!
ギターではどうなのか聴きたいです。
by Cecilia (2009-03-03 10:27)
このような本があったことすら知りませんでした・・・・・
世の中には色々な専門雑誌があるものですね^^
by やまがたん (2009-03-03 12:45)
くーぷらんさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 20:33)
やまがたんさん
nice&コメントありがとうございます♪
昔はクラシックギターの専門誌が他にもあったのですよ。
今は別のものが創刊されましたが、この雑誌が手に入れやすいものです。
by nyankome (2009-03-03 20:36)
たこやきおやじさん
nice&コメントありがとうございます♪
私もギターを弾いていた頃は毎号買っていたのですが、今は気に入ったものだけです。
私もリュートほどではありませんが、弦に対して斜めのタッチでした。
by nyankome (2009-03-03 20:39)
shinさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 20:40)
Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
基本的に曲の中で使い分けるものです。
最近アポヤンドをあまり使わないアルアイレ奏法が脚光を浴びてきました。
アポヤンドのような深い音を出せるのならアルアイレだけで弾いた方がスピードも出せます。
リュートではバスを弾く親指は基本的にアポヤンドです。ギターのような弾き方ではなく軽く指を落とすという感じです。
by nyankome (2009-03-03 20:45)
takemoviesさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 20:46)
スザンナさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 20:46)
さとふみさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 20:46)
Krauseさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 20:47)
23:59の更新ということは翌日午前様の更新でしょうか。
遅くまでお仕事、お疲れ様でした。
by c-tail (2009-03-03 21:00)
c-tailさん
nice&コメントありがとうございます♪
お察しの通りです。(^_^;)
年度末はいろいろとあって忙しいです。
by nyankome (2009-03-03 21:04)
pianoさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-03 22:56)
dukeさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-04 06:12)
アートフル ドジャーさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-03-05 21:09)