海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 [本]
塩野七生さんの「海の都の物語」は単行本で昨年から今年にかけて読みましたが、もう一度読み返したいと思っていました。そんなところに文庫本発刊の広告を新聞で見てしまいました。
就寝前もそうですが、電車の中や空いた時間で読書することが多いので、鞄に入れて持ち歩けるサイズが私にとって有り難いのです。同じ内容ですが文庫本でも買ってしまいました。
海の都の物語、塩野七生著、新潮文庫
こちらで少しだけ読めます。(立ち読みをクリック)
単行本のときは上下2冊だったのですが、文庫本になって6分冊となりました。現在1~3巻が出ています。
塩野さんは、なぜタイトルが「水の都」ではなく「海の都」なのかについてこう書かれています。
水という文字が与える印象は、静的で、動くといっても、いちように同じ方向に静かに流れていくという感じを持ってしまう。しかし、ヴェネツィア共和国の歴史は、それとはまったくちがって、複雑で多様で、おそろしいくらいの動きに満ちていたのだ。
それに、水の都と言うならば、ヨーロッパはもとより、日本にだって松江もあり、大阪だって水の都と言えないことはない。ところが、私は、ただ単に水の上に町をつくった人々を書くのではなく、海に出ていくことによって生きた人々を書こうとしている。水の上に住んだというだけではない、海に住んだ人々を書こうとしているのだ。
微妙なバランスをとりながら一千年の歴史を築いたヴェネツィアの物語です。早速第1巻を読み終えました。4~6巻はもうすぐ出るようです。
本日の練習:Francesco da MilanoのRicercha(Ness #84)、Fantasia(Ness #40)、Ricercar(Ness #15)、Ricercata(Ness #67)、Ricercar(Siena ms., fol. 20r-20v)。
就寝前もそうですが、電車の中や空いた時間で読書することが多いので、鞄に入れて持ち歩けるサイズが私にとって有り難いのです。同じ内容ですが文庫本でも買ってしまいました。
海の都の物語、塩野七生著、新潮文庫
こちらで少しだけ読めます。(立ち読みをクリック)
単行本のときは上下2冊だったのですが、文庫本になって6分冊となりました。現在1~3巻が出ています。
塩野さんは、なぜタイトルが「水の都」ではなく「海の都」なのかについてこう書かれています。
水という文字が与える印象は、静的で、動くといっても、いちように同じ方向に静かに流れていくという感じを持ってしまう。しかし、ヴェネツィア共和国の歴史は、それとはまったくちがって、複雑で多様で、おそろしいくらいの動きに満ちていたのだ。
それに、水の都と言うならば、ヨーロッパはもとより、日本にだって松江もあり、大阪だって水の都と言えないことはない。ところが、私は、ただ単に水の上に町をつくった人々を書くのではなく、海に出ていくことによって生きた人々を書こうとしている。水の上に住んだというだけではない、海に住んだ人々を書こうとしているのだ。
微妙なバランスをとりながら一千年の歴史を築いたヴェネツィアの物語です。早速第1巻を読み終えました。4~6巻はもうすぐ出るようです。
本日の練習:Francesco da MilanoのRicercha(Ness #84)、Fantasia(Ness #40)、Ricercar(Ness #15)、Ricercata(Ness #67)、Ricercar(Siena ms., fol. 20r-20v)。
xml_xslさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-19 23:56)
doraさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-20 00:25)
立ち読みしようと思ったらサイズが小さく出てきます・・・。
また試してみます。
「世界不思議発見」(テレビ)でヴェネチアの特集があった時に見ましたが、古い建物に現在もいろいろな人が暮らしていて、引越しの様子などを見ることができましたが、面白かったです!
by Cecilia (2009-06-20 06:54)
Krauseさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-20 10:18)
shinさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-20 10:18)
takemoviesさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-20 10:19)
さとふみさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-20 10:19)
Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
Amazonでもそうですが、最近では本も試聴ならぬ立ち読みができるところが増えてきました。
ヴェネツィアは、干潟の上に無数の木の杭を打ってその上に石の基礎が載っています。一度行ってみたいところの一つです。
by nyankome (2009-06-20 10:25)
c_yuhkiさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-20 10:25)
本日は時間がないので訪問+応援のみですみません・・・・
コメントは後日改めてさせていただきます☆
by やまがたん (2009-06-20 14:21)
やまがたんさん
nice&コメントありがとうございます♪
お忙しい中ご訪問ありがとうございます。
by nyankome (2009-06-20 20:05)
ヴェネツイアはゴンドラの上であまりの美しさに感動しました。早いとこ、もう一度行きたいです。それにしても、すごい街ですね。
by duke (2009-06-20 20:48)
dukeさん
nice&コメントありがとうございます♪
一度は行きたい街です。
最近水に浸かることが多いそうですね。
大丈夫なんでしょうか?
by nyankome (2009-06-20 21:32)
まさに、海の都・・・ですね。
by Papalin (2009-06-21 06:14)
単行本を読み返したくなってきました。
by くーぷらん (2009-06-21 09:31)
hana*さん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-21 20:22)
Papalinさん
nice&コメントありがとうございます♪
そう「海の都」の物語なんです。
でも、今ならどうでしょうね。
by nyankome (2009-06-21 20:23)
くーぷらんさん
nice&コメントありがとうございます♪
単行本をお持ちなのですね。
私も持っていますが、鞄に入れて持ち運びできる文庫本の方が便利なので買い直しました。
by nyankome (2009-06-21 20:30)
miopapaさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-06-21 20:32)
水ではなく、海なんですね。
日本も貿易で財をなしているので、自由貿易で儲けていかないといけないのでしょうね。
by 本のソムリエ (2010-05-12 07:16)
本のソムリエさん
コメントありがとうございます♪
ヴェネチアの歴史は日本にも参考になるところがあると思います。
海、貿易と関わり戦い続けた一千年史ですね。
by nyankome (2010-05-12 20:42)