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お気に入りのCD(45)-"Masters of the Lute"- [CD・DVD・Video]

最近購入しましたリュート独奏のCDです。"Masters of the Lute"(Matthew Wadsworth、Channel Classics、CCS SA 24206)

画像からのAmazonへのリンクでは、発売日が10/23となっていますが、TowerRecordでは既に発売になっています。

ジョン・ダウランド(1563-1626)
1.前奏曲
2.失われし望みのファンシー
3.ラクリメによるパヴァン
4.ラクリメによるガリアルド、
5.我が主人ウィロビー卿のご帰館
6.エセックス伯爵ロバート閣下のガリアード
7.グリーンスリーヴス
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(c.1580-1651)
8.トッカータ・アルペジアータ
9.カプスベルガー
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638)
10.トッカータ 第10番
11.チャコーナ
ロベール・ド・ヴィゼー(c.1655-c.1732)
12.前奏曲
13.アルマンド
14.クーラント
15.サラバンド
16.ジーグ
17.ハーレクインのシャコンヌ
ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704)
18.パッサカリア (カール・フィッシャー編曲)

8コース・ルネッサンス・リュート、13コース・バロック・リュート、テオルボによる演奏で、1枚で3種類のリュートの音色が楽しめます。録音が新しいので音が鮮明です。じっくりと聴かせるタイプの演奏で、秋の夜長にしっとりと聴くのがよいですね。

そう言えば、つのだたかしさんも同様のCDを出されていました。重なっている曲は少ないのですが、音色の違いを聞き比べるのも楽しいです。

本日の練習メニュー:指ならしに3声の和音とアルペジオの練習曲、"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.31~35の復習とNo.36~38の予習、アテニャンの『花咲く頃に』、ダウランドの"Mrs.Winter's Jump"と"Mr.Dowland's Midnight"。


スティングのダウランド情報です。

BBCのテレビで流れた映像の一部がYouTubeに上がっています。

"La Rossignol"と"Come Again"です。
http://www.youtube.com/watch?v=-2RkRjRCbSE
スティングはアーチ・リュートを弾いています。
弦をシングルで張っているように見えますが…。
http://www.youtube.com/watch?v=jNzK28eCdc8
こちらは歌だけ。
カラマーゾフの弾いているリュートは例のラビリンス・ロゼッタのものです。

(2006.10.22.追加)
もう一点、別の動画"Come Again"が上がっています。
スティング、カラマーゾフへのインタービューと演奏です。
こちらでカラマーゾフの弾いているリュートはラビリンス・ロゼッタのものではないように見えます。
http://www.youtube.com/watch?v=hhPMnmV3jOc


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コメント 11

c-tail

アルマンド、.クーラント、サラバンド、.ジーグ、シャコンヌという流れは、バッハのパルティータ第2番と同じ流れですね。
古典舞踊の勉強はいかがですか?
by c-tail (2006-10-18 22:19) 

Cecilia

Come againもスティングが弾き語りをしているのだと思っていました。
自由奔放な感じのリュート伴奏ですね。
スティングのだみ声もなかなかいい感じです。
アーチリュートのロゼッタも素敵。
by Cecilia (2006-10-18 22:40) 

nyankome

c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます♪
ロベール・ド・ヴィゼーは、バッハとほぼ同時期にフランスで活躍した作曲家で、バロック・ギター、バロック・リュート、テオルボのための作品を残しています。
実際に演奏に生かせるかどうかは別にして、『栄華のバロック・ダンス』は一通り読み終えました。実演も一度観たいですね。ルネッサンス時代の舞曲の本もあれば欲しいところです。

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
伴奏のカラマーゾフはスティングの歌に合わせて、自由に弾いていますね。
福田進一さんもblogで、スティングによるダウランドのCDの感想を書かれています。
http://cadenza-f.seesaa.net/article/25669956.html
by nyankome (2006-10-18 23:14) 

白猫のA3

はじめまして 偶然 たどり着きました A3と申します
あまり格調高い ブログで コメント はばかっておりましたが、
A3もリュートとかギターとかも興味ありまして、おじゃまさせて
戴きます。
 A3のリュートも10コース19弦のルネッサンス型です
40年ほど前 野上三郎20周年記念作として作って貰いました
今年11月5日に弦楽器フェアで井上氏に特注したバロックギター
5コース10弦受け渡しの予定です
 福田進一さん A3の最も尊敬する演奏家ですが、
去年の7月 第1回日本ギター音楽編曲コンクール で
グランプリを獲ったときの 打ち上げで 向かいの席になって
ビールを酌み交わした思い出があります
 以上 妙な自己紹介になってしまいましたが
正直リュートは未知の世界で、これからぼちぼち触るつもりですので
変な質問やコメントさせていただくかも知れませんが 
よろしく お願い申し上げます。
by 白猫のA3 (2006-10-19 01:43) 

nyankome

白猫のA3さん
コメントありがとうございます♪初めまして。
こんなblogでよろしければいつでも覗いてやって下さい。
私もギターはそこそこ長いのですが、リュートを始めて1年、爪を切り完全にギターからリュートに転向して4ケ月です。
弦楽器フェアには師匠の演奏がある11/4に行きます。
バロック・ギターも注文されているのですね。私は別の方ですが、ReneVoboamコピーの製作をお願いしています。
リュートやギターの情報を交換できれば有り難いです。
こちらこそよろしくお願いします。
by nyankome (2006-10-19 19:47) 

さんとす

Wadsworth、 この人のCDでRobert Johnson作品集を持ってます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00066FMYW/503-7793630-2599160
曲目リストが載ってないので参考のために
(*はリュートソロ)
01. *Fantasia
02. *The gipsies' dance
03. As I walked forth
04. Where the bee sucks (The Tempest: Act V, Scene 1)
05. *Gallyard (My Lady Mildmay's Delight)
06. Woods, rocks, and mountains
07. Come hither you that love
08. Tell me dearest
09. *Pavan I in C minor
10. *Almayne I
11. Hark! Hark! the lark
12. Away delights
13. Oh, let us how!
14. *Pavan II in F minor
15. *Almayne II
16. How wretched is the state
17. Have you seen the bright lily grow
18. Care, Charming Sleep
19. *Pavan III in C minor
20. *Almayne III
21. *Almayne IV
22. With endless tears
23. Come heavy sleep

使用リュートは 1/6 meantoneで調律された10 course lute by Klaus Jacobsen 1990, based on the Warwick Hans Frey. ガット弦を張っています。
by さんとす (2006-10-19 21:31) 

nyankome

さんとすさん
コメントありがとうございます♪
このCDが良かったので、紹介いただいたCDは次に買おうと思っていたものです。
因みに記事のCDの使用楽器ですが、8コース(Stephen Gottlieb, 2002)、テオルボ(Klaus Jacobsen, 1990)、13コース(Klaus Jacobsen, 2004)で、1/6ミーン・トーン、ガットはAquillaとGamut(Daniel Larson)と書かれています。(ジャケットの写真からは、8コースは、AquillaのNGとD及びGamutのGutのように見えます。)
by nyankome (2006-10-19 23:05) 

izumi

ダウランド、私こういうのを想像していたんです。
温故知新、イギリスって何百年前の文化が、
今もしっかり息づいていることがとてもうらやましいです。
by izumi (2006-10-21 20:48) 

nyankome

izumiさん
コメントありがとうございます♪
このCDには、イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリア(チェコ)のルネッサンス、バロック期の作曲家のリュート族の作品が収められています。
ヨーロッパのリュート音楽を俯瞰できるCDです。
by nyankome (2006-10-21 21:48) 

Cecilia

動画が増えていますね。
関連記事を書きましたのでリンクさせていただいています。(購入の時の記事も。)
by Cecilia (2006-11-06 12:47) 

nyankome

Ceciliaさん
再訪&記事の紹介ありがとうございます♪
YouTubeには著作権、著作隣接権を侵害した映像も多く、紹介するのは少しためらわれたのですが、個人的に見て楽しむのはありかなと思いましたので、載せました。
by nyankome (2006-11-06 20:27) 

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