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お気に入りのCD(112)-17世紀イタリアの女性作曲家たち- [CD・DVD・Video]

17世紀のイタリア・バロックは女性作曲家が活躍した時代なのでしょうか。あのジュリオ・カッチーニの娘フランチェスカ・カッチーニ(もう一人作曲家の娘セッティミア・カッチーニがいます。)や(未婚のまま4人の子どもを育てた)自立した女性バルバラ・ストロッツィら女性作曲家の作品を、女性アンサンブルが演奏したCDです。

"O Dulcis Amor", La Villanella Basel

カテリーナ・アレッサンドラ(1590頃~1618以降)
1. モテット「主よ、私を満たしてください」
グレゴリオ聖歌による3つの変奏曲
2. めでたし、まことの御体
3. 今日この日
4. われは野の花のように
5. おお、うるわしき最愛のイエス
ヴィットリア・アレオーティ(1575頃~1620以降)
6. 今や美しき夜明けが
7. わが心、なぜにひたすら涙するのか
8. この燃えさかる唇が
フランチェスカ・カッチーニ(1586~1641以降)
9. もっとも楽しげな、もっとも美しき人に
10. ほっといて、一人にしておいて
バルバラ・ストロッツィ(1618~64以降)
11. 偽り多き恋人
12. ねむたげな愛神
13. どうしてそんなに憂鬱そうなの
14. 恋するヘラクレイトス
イザベッラ・レオナルダ(1620~1704)
15. 第12ソナタ
16. もうかねてから、主イエスよ

ラ・ヴィラネッラ・バーゼル
 ハイケ・ピヒラー=トローシッツ(ソプラノ)
 クラウディア・ナウハイム(リコーダー)
 イレーヌ・クライン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 メヒティルト・ヴィンター(ヴァージナル/オルガン)
 ペトラ・ブルマン(キタローネ)

バーゼル・スコラ・カントゥルムに学んだ女性奏者たちによるアンサンブルです。これ見よがしの派手な演出は一切無く、真摯な演奏は自然に優しく疲れた心を包んでくれます。

本日の練習:指ならしに3音のアルペジオの練習、"40 Easy to Early Intermediate Pieces for Renaissance Lute"のNo.10~15、ダウランドの"Sir John Smith, His Almain"、アテニャンのBasse dance "La Magdalena"(Basse Dance, Recoupe, Tourdion)。

練習にはほど遠いものですが、今日も弾けました。明日の夜は職場の歓送迎会です。早朝から仕事が入りましたので練習はできなさそうです。


nice!(6)  コメント(19) 
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Papalin

カッチーニの娘さんたちが音楽家だったなんて知りませんでした。

> 真摯な演奏は自然に優しく疲れた心を包んでくれます。

いいですね。好感が持てそうです。
 
by Papalin (2007-05-11 00:05) 

izumi

>
これ見よがしの派手な演出は一切無く、真摯な演奏は自然に優しく疲れた心を包んでくれます。

私もそんな演奏ができたらな。。。と思います。
by izumi (2007-05-11 22:42) 

c-tail

早朝からの仕事と歓送迎会、お疲れのことでしょう。
週末ですから、よく休んで下さいね~。
by c-tail (2007-05-11 23:00) 

スザンナ

nyankomeさんはどちらでこんなCDを探していらっしゃるのでしょう?
毎回、聴いてみたくなるので困ります^^;
お仕事お疲れさまです。
素敵な音楽で疲れを癒してくださいね♪
by スザンナ (2007-05-11 23:20) 

nyankome

Papalinさん
nice&コメントありがとうございます♪
このところ疲れて帰ってくることが多いので、優しい音楽をかけることが多いです。イタリア初期バロックの女性作曲家たち(よく知られているのはフランチェスカ・カッチーニやバルバラ・ストロッツィですが)、興味深いものが多いです。
by nyankome (2007-05-12 09:51) 

nyankome

izumiさん
nice&コメントありがとうございます♪
自然体の演奏であるように聞こえます。
派手な演出のある刺激的な音楽も元気が出てよいのですが、疲れているときには優しく包んでくれる音楽もよいですね。
by nyankome (2007-05-12 09:52) 

nyankome

c-tailさん
nice&コメントありがとうございます♪
宴会で日頃の憂さを晴らしてきました!
また来週から頑張ります!
by nyankome (2007-05-12 09:53) 

nyankome

スザンナさん
nice&コメントありがとうございます♪
最近街に出る機会が激減しましたので、このところ紹介しているCDは、以前に購入したものばかりです。
帰宅後、今日はあれを聴き直そう、ということでゴソゴソ探し出すのが日課になっています。
ネットで買うことも多いのですが、このCDは街に出掛けたときに、実店舗で購入したものです。クラシック、とくに古楽のCDをたくさん置いている、よく行くショップが4つあります。
by nyankome (2007-05-12 09:59) 

Cecilia

フランチェスカ・カッチーニ、バルバラ・ストロッツィは最近NAXOSか何かで見かけました。
そういえばバッハのBist du bei mir・・・ストルツェルでしたっけ・・・ストロッツィとどうも混同してしまいそうになりますが・・・バッハの作品ではなかったのでしょうか?
そのうち記事を書いてみたいと思っていたのですが・・・。
by Cecilia (2007-05-12 14:45) 

nyankome

xml_xslさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2007-05-12 23:11) 

nyankome

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
"Bist du bei mir"BWV508は、シュテルツェルの作品ということになっていて、楽譜にもそう書かれています。
以前こちらで取り上げたこともありました。
http://blog.so-net.ne.jp/pavane/2006-08-03
by nyankome (2007-05-13 15:24) 

fallschirmjager

rameeの白色を基調としたデジパック仕様も高級感ありますね。
ご紹介のCDは持っておりませんが,何枚かあり,特にハンマーダルシマー入りのカルダーラの作品集は屈指の出来ばえで,当時のウィーンは既に華やかな音楽の都であったことを示す良い演奏だと思っております。
>自立した女性バルバラ・ストロッツィ
彼女の生涯から,まさに女傑という言葉があてはまりそうです。当方amon raのCDで初めて聴きましたが,最近は録音が増えてきており,ヒルデガルド・フォン・ビンゲン同様,女性の音楽家として知られる存在になってきておりますね。
by fallschirmjager (2007-05-13 17:17) 

nyankome

fallschirmjagerさん
コメントありがとうございます♪
ジャケットの内側は、(ジャケットの人形の)人体の解剖模型の写真になっていて、ちょっとドキッとします。
歌とリュートのコンサートでは、バルバラ・ストロッツィはよく取り上げられます。
何度かコンサートで聴いたことがあります。
ときどき斬新な和音が出てきたりしてビックリすることがあります。
by nyankome (2007-05-13 19:10) 

さんとす

フランチェスカ・カッチーニはオペラを作曲しています。歌劇《ルッジェーロの救出 La liberazione di Ruggiero》。“世界初の女性作曲家によるオペラ”だ
そうです。このオペラ、実は去年のヒホン古楽週間でスペイン初演されました。講習会の受講生中心でしたが、正直いって作品自体の評価は出来ない上演でした。一週間の練習では無理。しかも運営側の準備不足で講習会初日の説明会でファクシミリを配布、しかも人数分がなくコピーも間に合っていない。そのファクシミリには通奏低音の数字がふられていなくて、練習時に指揮者がチェンバロを弾きながら口頭で伝えるというなんともハードな状態でした。実際になんとか練習できる状態になったのが初日から三日目。しかも練習スケジュールが受講生に伝わらなくてディレクターが怒りだす場面も。
http://homepage2.nifty.com/santos/koro/Ensayo_Ruggiero.jpg
(練習会場にて)

また、講習会のスケジュールもオペラ上演に振り回されてカオス状態。みんながオペラに神経質になっていました。私は最初から参加せずオブザーバーとして練習を見学していたのですが、三日目でめげて後はマイペースでまったりしていました。
 で、これで音楽祭ディレクター(某スペイン古楽器製作家)も懲りただろう、と思っていたら今年もやるみたいですね^^:;;;
http://www.musicaantiguagijon.com/2007/index.html
by さんとす (2007-05-14 13:02) 

Cecilia

コメントもさせていただいていましたが、シュテルツェルのところはうっかり見逃していました。
アンナ・マグダレナの音楽帳・・・輸入版楽譜は持っておらず、全音のピアノ用楽譜には声楽曲は入っていません。
私が持っている全音のドイツ歌曲集ではバッハ作曲のままだったはずです。

バッハでなくても良い曲であることに変わりはないですが、がっくりですね。
by Cecilia (2007-05-14 15:16) 

nyankome

さんとすさん
コメントありがとうございます♪
そんなことがあったのですか…。お話を伺うと、何とも言えません…。
今年も行かれるのですね。
by nyankome (2007-05-14 21:00) 

nyankome

Ceciliaさん
再訪&コメントありがとうございます♪
日本で出版されている『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳』でも"Bist du bei mir"がシュテルツェルの作品として記載されているものがあります。
同僚が持っていて、見せて頂きました。
by nyankome (2007-05-14 21:03) 

さんとす

さて、最終日に予定されている受講生参加のオペラですが、Amazonnに出てますね。結構有名な作品なんでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/Diana-Schernita-Cornacchioli/dp/B000063RTV

 去年は上演は最終日ではなくて受講生のファイナルコンサートで終わったのですが、今年は最終日ですね。ファイナルコンサートが無いとなるとゆっくりできますけど^^;;
by さんとす (2007-05-16 19:54) 

nyankome

さんとすさん
再訪&コメントありがとうございます♪
さんとすさんは勿論ポールのリュート・コースを受講されるのですよね。
エグエスのコースにもリュートがあるのですね。
by nyankome (2007-05-16 23:20) 

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