お気に入りのCD（129）－My Lady Rich－ [CD・DVD・Video]
最近よく聴くCDなので、ヴォーカルとリュート、ヴィオールなどによるJohn Dowland、Robert Jones、William Byrd、Charles Tessier、John Bartlet、Anthony Holborne、John Coprarioらの作品を集めたEmily Van Evera（ソプラノ）のアルバムです。
01.How should I know your true love know (Anon/Shakespeare)
02.O he is gone (Robert Jones)
03.And is it night (Jones)
04.Mr Dowland's Midnight (John Dowland)
05.Weeping full sore (William Byrd)
06.My Lady Rich's galliard (Dowland)
07.Hampton Court Masque (Anon)
08.Come when I call (Dowland)
09.Casche toy celeste soleil (Charles Tessier)
10.Au joly bois (Tessier)
11.Vuestros ojos (Anon)
12.Reveillez vous belle Cattin (Tessier)
13.Corranto Lady Riche (Anon)
14.In fields abroad (Byrd)
15.My little sweet darling (Anon)
16.A la volta Mistress Lettice Rich (Anon)
17.Surcharged with discontent (John Bartlet)
18.The thrush did pipe full clear(Bartlet)
19.Then Hesperus on high (Bartlet)
20.Sweet stay awhile (Anon)
21.A toy (Anon)
22.He is dead and gone lady (Anon/Shakespeare)
23.The Funerals (Anthony Holborne)
Funeral Tears (John Coprario)
24. Oft thou hast
25. O sweet flower
26. O th'unsure hopes of men
27. In darkness let me dwell
28. My joy is dead
29. Deceitful fancy
30. Foe of mankind
Emily Van Evera(voice)
Christopher Morrongiello(lute)
Charoline Trevor, John Potter, Daniel Norman, Michael Dore(voices)
Suasanna Pell, Susanne Heinrich, Richard Campbell, Reiko Ichinode, Asako Morikawa(viols)
Lynda Sayce(bass lute & bandora)
Jacob Heringman(cittern)
Emily Van Evera(recorder)
Lucy Carolan(virginals)
素朴で落ち着いた雰囲気が美しい演奏で、聴き飽きません。Everaは好きなタイプのヴォーカルです。これまた好きなJohn Potterも参加しています。
最後に収められたジョン・コペラリオの連作二重唱曲「逝ける者への涙」は、波多野睦美さんとつのだたかしさんらも録音していて以前紹介しました。
こちらで全曲を完全に試聴できます。
本日の練習：指ならしに3音のアルペジオの練習、"40 Easy to Early Intermediate Pieces for Renaissance Lute"のNo.17～21、ダウランドの"Sir John Smith, His Almain"、アテニャンのBasse dance "La Magdalena"（Basse Dance, Recoupe, Tourdion）。
今日も忙しい一日でした。
（追記2007.6.20.）
さんとすさんのコメントにありましたように、"My Lady Rich"は、「私の裕福な女性」ではありません。エリザベスⅠの恋人エセックス伯爵の姉のことです。
さんとすさんのご指摘により訂正しました。
Robert Devereuxが1566/7年、Penelope Devereux（Lady Rich）が1562/3年生まれなので姉でした。調査不十分でした。
さて、Lady RichことPenelope Devereuxは、2度結婚していますが、最初の夫Robert Richとの間に7人、2番目の夫Charles Blountとの間に3人の子供をもうけています。
このCDは絶対のお勧めです。Emily Van Evera は古楽CDによく参加してますが、タイトル・ロールで出てるのは少ないですね。
http://magnatune.com/artists/albums/evera-mylady/
↑でダウンロードしたのですが、ブックレットが読みたくてアマゾンで購入しました。
p.s.
"My Lady Rich" を“私の裕福な女性”とか訳してるサイトがあってトホホな思いをしましたが、知らなければしょうがないですね。他山の石とします。
by さんとす (2007-06-20 00:00)
さんとすさん
コメントありがとうございます♪
このCDはブックレットが立派ですね。
記事にもリンクを張っていますが、Magnatuneは全曲試聴ができるのでよいですね。
by nyankome (2007-06-20 06:09)
最初の方を試聴させていただきました。
美しい声ですね～！
by Cecilia (2007-06-20 13:37)
アートフル ドジャーさん
ｎｉｃｅありがとうございます♪
by nyankome (2007-06-20 20:20)
Ceciliaさん
ｎｉｃｅ&コメントありがとうございます♪
私のタイプですね。綺麗な声に癒されます。
このところこればかり聴いています。
by nyankome (2007-06-20 20:22)
xml_xslさん
ｎｉｃｅありがとうございます♪
by nyankome (2007-06-20 21:12)
毎日仕事がお忙しいようですね。
暑い日が続きますから、体調を崩さないように気をつけながら頑張りましょう～。
by c-tail (2007-06-20 22:34)
c-tailさん
ｎｉｃｅ&コメントありがとうございます♪
この3週間が山ですね。後は少し楽になる筈です。（多分。）
蒸し暑さは身体にこたえますね。お互い体調管理に気を付けて乗り切りましょう！
by nyankome (2007-06-20 22:41)
>エリザベスⅠの恋人エセックス伯爵の妹のことです
Robert Devereux (2nd Earl of Essex)ですよね？とすればレディ・リッチ(Penelope Devereux)は彼の姉です。Bookletによればペネロペは1563年生まれ（ダウランドと同年！）なので。
このCDはペネロペに魅了されるEmily Van Everaのペネロペ・オードなのですが、彼女が書いた解説を読むと一見雑多なプログラミングが絶妙な配列になっている事に感服します。とにかくこのCDに関しては知りえた分だけ、知ろうとする分だけ広がっていきます。
by さんとす (2007-06-22 00:05)
偶然なことに来週初めにNHK.BS2で Robert Devereux が登場するTV映画が放送されます。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/elizabeth1/index.html
実際に彼がエリザベス女王の恋人だったかは不明なのですが、まぁドラマですから…
そういえば、ドニゼッティのルネサンス英国王室三部作に「ロベルト・デヴリュー」(Robert Devereux のイタリア語読み)というのがありまして、昨年グルベローヴァ主演でDVDが出ました。
http://www.hmv.co.jp/news/article/603010082
by さんとす (2007-06-22 15:30)
さんとすさん
コメントありがとうございます♪
ブックレットはさっと目を通しただけで、きちんと読めていませんが、Lady Richに対する深い洞察に基づいた解説であることが伺えます。
さて、NHK放送のドラマ、知りませんでした。映画『エリザベス』と同趣旨のドラマでしょうか。とにかく、録画予約しておきます。
by nyankome (2007-06-22 21:03)