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お気に入りのCD(157)-リュートによるバッハ(1)- [CD・DVD・Video]

意識して聴いた最初のリュートが、オイゲン・ミュラー・ドンボアによるバッハでした。(25年以上も前のことです。)バロック・リュートの深い音色に魅せられました。

いつかこのひとのバッハを聴いてみたいと思っていました。最近出ましたバッハ作品集Ⅰです。

"Johann Sebastian Bach Lute Works volume I"(試聴できます。)

J.S.バッハ:
①シュスター氏のためのリュート用作品イ短調 BWV.995
 (原曲:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調)
②パルティータ ヘ長調 BWV.1006a
 (原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調)
③ソナタ ト短調 BWV.1001
 (原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調)

Paul O'Dette(13コース・バロック・リュート)

①、②はバッハ自身による無伴奏チェロ、ヴァイオリン曲からの編曲ですが、①はト短調で書かれているため13コース・バロック・リュートではそのままでは演奏できないので、Hopkinson Smithの発案によるイ短調に調を変える方法で演奏されています。③はフーガのみがバッハによるリュートへの編曲が残されているのですが、このCDではソナタ全曲が演奏されています。

O'Detteの音色の美しさは相変わらずですが、それに加えてバロック・リュートの深い音が印象的で、優雅な演奏です。

早く作品集Ⅱも聴きたいですね。

本日の練習:指ならしに3音のアルペジオの練習、フィゲタの練習ⅡⅢ、"40 Easy to Early Intermediate Pieces for Renaissance Lute"のNo.30~33、ダウランドの"Sir John Smith, His Almain"。

持ち帰り仕事がありましたので、一通り弾いただけです。


nice!(8)  コメント(22) 
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コメント 22

nyankome

xml_xslさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2007-09-02 22:49) 

c-tail

いや~、まるで違う雰囲気になりますね。
同じバッハの無伴奏でも、ヴァイオリンばかり聴いているので、音を紡ぐような雰囲気の演奏はとても新鮮です。
by c-tail (2007-09-02 22:57) 

スザンナ

チェロ組曲はチェロ弾きには馴染み深い曲ですが(弾ける訳じゃないですけど^^;)違う曲のように新鮮ですね♪
この方、サンタさんみたいでカワイイですよね。失礼!
by スザンナ (2007-09-02 23:00) 

スザンナ

書き終わってみたら、c-tailさんが同じようなこと書いていて、笑っちゃいました!
by スザンナ (2007-09-02 23:02) 

nyankome

c-tailさん
nice&コメントありがとうございます♪
同じ曲を聞き比べると、擦弦楽器と撥弦楽器の違いがよく分かりますよね。
by nyankome (2007-09-02 23:06) 

nyankome

スザンナさん
nice&コメント(&再訪)ありがとうございます♪
リュートは音が持続しませんし音も小さいですが、弦の数が多いので複旋律の弾き分けは得意です。(私には難しいことですが^^;)原曲より音が増えていると思います。
サンタさん?確かに!(笑)
by nyankome (2007-09-02 23:16) 

LUTE

我が家にも、一昨日、NorthのBach on the Lute Boxと共に届きました。
Paul O'Detteのバロックリュートの音は初めて聞きましたが、どうしてこんなに綺麗で演奏ノイズの少ない演奏が出来るのか不思議です。
まるでギターで弾いているように、バロックリュートの難しさを全く感じさせないバッハは凄いですね。

第2集は、BWV996,997,999でしょうかね。
by LUTE (2007-09-03 08:14) 

Cecilia

弦が多い!!
試聴させていただき、音色の違いを実感しました。
”サンタさん”に笑えました!!
by Cecilia (2007-09-03 09:51) 

nyankome

Krauseさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2007-09-03 21:07) 

nyankome

LUTEさん
コメントありがとうございます♪
同じくNigel NorthのBachセットと一緒に注文しました。
同じ13コースでも、Northのはスワン・ネックの(棹が長い)楽器のようですね。
バロック・リュートで弾く方がギターよりも左手が楽だと聞いたことがあります。
by nyankome (2007-09-03 21:26) 

nyankome

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
13コースですから、低音弦を捉える右手の親指が大変だと思います。
ルネッサンス・リュートより弦が長く、調弦も異なるのであの幽幻な音色が生まれるのでしょうね。
どちらかというと可愛い音のルネッサンス・リュートとは対照的です。
by nyankome (2007-09-03 21:30) 

nyankome

響(きょう)さん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2007-09-03 21:31) 

LUTE

>同じくNigel NorthのBachセットと一緒に注文しました。
やはり、そうですか。
>同じ13コースでも、Northのはスワン・ネックの(棹が長い)楽器のようですね
これは9~13コースの弦長は相当なものですね。

>バロック・リュートで弾く方がギターよりも左手が楽だと聞いたことがあります。
BWV996のAllemandeをギターとバロック・リュート譜を変換したルネッサンス・リュートで弾いてみましたが、左手はギターの初歩の曲並みに易しいです。
如何にギターが6弦に、重低音をオクターブ上げた音等を無理矢理入れ込んでいるか分かりました。
by LUTE (2007-09-03 22:23) 

nyankome

LUTEさん
再訪&コメントありがとうございます♪
NorthのBachセットは暫く手に入らなかったのですよ。
O'DetteのCDと同時期に再販とは嬉しい限りです。
LUTEさんが別の場所で書かれている記事を拝見して、現代ギター別冊「バッハ/リュート作品のすべて」(1981年10月)で左近径介さんが書かれていた記事を思い出しました。
ギターのバロック調弦:c'aecAEです。
by nyankome (2007-09-03 22:49) 

くーぷらん

私も買いました。
こんな素敵な演奏を聴くと、バロックリュート移行計画を前倒ししたくなります。
昨年、今村泰典さんのヴァイスを生で聞いたときも同じ思いが・・・(^^;)
by くーぷらん (2007-09-03 23:23) 

nyankome

くーぷらんさん
コメントありがとうございます♪
お買いになりましたか。
O'Detteさん、満を持してのバッハですね。
本当に素敵な演奏です。
くーぷらんさんのバロック・リュート、是非聴かせていただきたいです。
by nyankome (2007-09-04 07:29) 

Papalin

無伴奏チェロ組曲の、チェロ以外の楽器での演奏で好きなのは、リコーダーとリュートです。リュート、いいですね。第5番は和音がチェロと微妙に違うのですが、そこがまた何とも言えませんね。リュートいいです!
by Papalin (2007-09-05 23:10) 

アートフル ドジャー

バッハのこの手の作品は多数ありますよね~。ご紹介の作品未聴なので調べて聴いてみます。
by アートフル ドジャー (2007-09-07 19:00) 

nyankome

Papalinさん
nice&コメントありがとうございます♪
オリジナルのチェロ版も、リュート版も好きです。
リュート版は弦が多いので音も追加されていますし、細かいところで異なる部分もありますね。更に調も異なります。
by nyankome (2007-09-07 21:31) 

nyankome

アートフル ドジャーさん
nice&コメントありがとうございます♪
発売されたばかりのCDです。
満を持しての録音だけに内容は素晴らしいです。
by nyankome (2007-09-07 21:32) 

fallschirmjager

いつかは出るだろうとは思っておりましたが,ついに出しましたね。
やはり13コースも使うリュート奏者にとって,バッハのリュート曲は,バロックヴァイオリンを演奏するものにとってのバッハの無伴奏ヴァイオリン曲集的位置にあるでしょうから,オデットもかなり自信を持って録音したものと思います。
ただ,バッハを録音して気になるのが,彼のリュート・ソロの録音が少なくなるのではないかという危惧です。
古楽奏者の大家,名手は円熟してくると,自分のバンドやオケを持つなどして,オペラなど大規模作品に本格的に取り組み始めるからです。(リンクさせていただきました。)
http://www.jpc.de/jpcng/cpo/detail/-/hnum/1671355?rk=classic&rsk=hitlist
あのユングヘーネルも自分のバンド,カントゥス・ケルンでの活動がメインとなって,最近はリュート・ソロの録音が聞けなくなりました。かなり残念です。
指揮者としての名声が高くなっても,オデットには今後もリュート・ソロの録音を出し続けてほしいものです。
by fallschirmjager (2007-09-08 12:16) 

nyankome

fallschirmjagerさん
コメントありがとうございます♪
O'Detteにとってもやはりバッハは特別な作曲家なのでしょうか。
でも、素晴らしい演奏でした。第2集が楽しみです。
情報をありがとうございます。
by nyankome (2007-09-08 21:13) 

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