ルーヴル美術館展～美の宮殿の子どもたち～

東京での展覧会を終え、2つのルーヴル美術館展が関西に来ています。ひとつは京都市美術館で行われている「17世紀ヨーロッパ絵画」、フェルメールの《レースを編む女》が目玉でしょうか。他にもルーベンス、レンブラントなど60点が来ているようです。

そしてもう一つが、大阪の国立国際美術館で行われている「美の宮殿の子どもたち」、こちらは「美術の中に表現されてきた子ども」をテーマに、古代エジプト美術、古代オリエント美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描･版画が約200点展示されています。



昨日、高校美術・工芸展とともに行ければよかったのですが、事情により本日、国立国際美術館に行ってきました。お盆休みで、家族連れで賑わっていました。



お昼頃雨がパラッとしましたが、その後はよい天気の暑い一日でした。

目玉は、ちらしにも載っているティツィアーノの《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》や《蛇を絞め殺すヘラクレス》が書かれた古代ギリシャのアッティカ赤像式スタムノス（壺です。）、エジプトの《少女のミイラと棺》だったように思います。

子どもをテーマにしたいろいろな表情をもった美術作品が展示されていましたが、やはり子どもは可愛らしいのが一番。



ジョシュア・レノルズの《マスター・ヘアー》、これは男の子です。イギリスの上流階級では、ある年齢までの少年は、少女の服装で育てるという風習があったのだそうで、ちらしに小さく写っているジャン・シメオン・シャルダンの《食前の祈り》に描かれている手前の子どもも女の子の格好をしていますが、これも男の子です。

次の2枚はタペストリーの下絵として描かれたものです。



フランソワ・ブーシェの《アモールの標的》、下の方でアモールがハートの標的に当たった以外の矢は、燃やして使えないようにしています。「忠実な愛は一度しかない」という寓意が込められています。



ジャン=バティスト=マリー・ピエールの《忠誠の勝利》、中央の忠誠の象徴の少女には花冠を、下部右側の不実の仮面を持つ子どもにはお仕置きをという絵です。

同時開催されていました、やなぎみわ「婆々娘々！」展はインパクトがありました。

国立国際美術館のHPで一部の作品が見られます。

見応えのある個展でした。

夜は、生誕350年のパーセル、没後250年のヘンデルのメモリヤル・イヤーをテーマにしたコンサートに行ってきました。

充実した一日でした。（練習はお休み。）

コメント 32

ブラザーボブかきもとさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 00:43) 

ルーブル美術展、なんとか時間を見つけて行きたいと思っています。
秋になると、御所公開等があるので、今年はかなり忙しい・・・（爆
by dora (2009-08-15 01:32) 

ルーヴル美術館、一度は行ってみたいと思ってます。
by yuki999 (2009-08-15 01:34) 

優しい気持ちになれました。
ありがとうございます。
by ナビパ (2009-08-15 07:14) 

ルーブル一度行っておくべきでした・・・・
歩いて行ける距離に住んでいたのに
一度も入らなかったお馬鹿な私です・・・・
訪問ありがとうございます
(　ﾟ∀ﾟ)o彡°応援ﾎﾟﾁｯと☆ﾗﾝｷﾝｸﾞｩ☆
by やまがたん (2009-08-15 10:22) 

xml_xslさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:51) 

doraさん
nice&コメントありがとうございます♪
大阪の方は盆を過ぎるとすいていると思います。
私は京都の方にも行きたいのですが、こちらは混んでいるでしょうね。
by nyankome (2009-08-15 11:52) 

yuki999さん
nice&コメントありがとうございます♪
一度だけルーヴル美術館に行ったことがあるのですが、駆け足だったのでゆっくりと回りたいです。
by nyankome (2009-08-15 11:53) 

c_yuhkiさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:54) 

ナビパさん
nice&コメントありがとうございます♪
子どもの無邪気な笑顔には癒されますね。
by nyankome (2009-08-15 11:55) 

Krauseさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:56) 

shinさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:56) 

やまがたんさん
nice&コメントありがとうございます♪
本家のルーヴルでしょうか？
勿体ないです。
私は一度行ったことがあるのですが、駆け足だったのでゆっくりと回りたいです。
by nyankome (2009-08-15 11:57) 

釣られクマさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:58) 

takemoviesさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:58) 

miopapaさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 11:58) 

美術展とコンサートで一日が終わる。
とてもうらやましいですねぇ。

パリに行ったとき、ルーヴルに行く予定にしていた日に風邪を引いてしまって行けませんでした。

by Lotta (2009-08-15 12:09) 

Lottaさん
コメントありがとうございます♪
はい、骨休みしています。
改装前にルーヴル美術館に行ったことがあるのですが、駆け足だったのでゆっくりと回りたいです。
by nyankome (2009-08-15 17:59) 

ご訪問、ナイスコメントありがとうございます。
by mwainfo (2009-08-15 19:22) 

名古屋からも京都観光兼ねてのルーブル美術館展
鑑賞ツアーがいっぱい出ています。名古屋には
来そうにないですね～～。
by ａｒａｎｊｕｅｓ (2009-08-15 20:53) 

mwainfoさん
nice&コメントありがとうございます♪
こちらこそありがとうございました。
by nyankome (2009-08-15 21:09) 

aranjuesさん
nice&コメントありがとうございます♪
今回のルーヴル展は大阪と京都の2ヶ所に分かれています。
京都も行きたいのですが。
by nyankome (2009-08-15 21:14) 

くーぷらんさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-15 23:31) 

これらは私の好みの絵です！
見に行きたいです！（行けないけれど。）
by Cecilia (2009-08-16 07:59) 

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
私は京都の方も見に行きたいのですが、いつ行けるか分かりません。(^_^;)
by nyankome (2009-08-16 08:18) 

さとふみさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-16 08:18) 

nyankomeさん、
おはようございます。パリのルーヴルを
本気で見て回るには、数日は必要らしいです。
フェルメールの実物は、描写が凄いんでしょうね。
by ぷーちゃん (2009-08-16 10:40) 

ぷーちゃんさん
nice&コメントありがとうございます♪
ルーヴルを数日かけてゆっくり観て回りたいですね。
フェルメールはオランダで3点観てきました。
小さい絵ですが、いいですね。
http://pavane.blog.so-net.ne.jp/2006-12-29
http://pavane.blog.so-net.ne.jp/2007-01-07
by nyankome (2009-08-16 11:16) 

小父蔵さん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-16 17:28) 

アートフル　ドジャーさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2009-08-16 21:43) 

もうひとつのルーブル展は京都なのですね。
是非、お出かけ下さい！
by Halumi (2009-08-16 22:28) 

Halumiさん
nice&コメントありがとうございます♪
Halumiさんはこちらも観られたのでしょうか？
是非行きたいと思っていますが、行けるかどうかは微妙です。(^_^;)
by nyankome (2009-08-16 22:33)