古楽器が語る花と鳥 [コンサート]
今日は兵庫県伊丹市に、旧酒蔵でのコンサートに出掛けてきました。夜は一緒に行った友人と美味しいものを食べに行ってきたのですが、その話は後日記事にします。
伊丹市に「みやのまえ文化の郷」という美術館、工芸センター、伊丹郷町館(旧岡田家住宅、旧石橋家住宅、新町家)に(財)柿衞文庫を加えた文化ゾーンがあります。
酒造業を営んでいた岡田家の住宅は延宝2年(1674年)に建てられた町家で、酒蔵は現存するものとして最古のものだそうです。
「清酒醸造で栄えた江戸期の伊丹では、俳諧文化が華開き、文人墨客の往来も頻繁でした。この中で蓄積された文化遺産に故・岡田利兵衞(俳号・柿衞)の系統的な収集物を加えて発足したのが財団法人柿衞文庫」だそうで、現在展覧会「俳句にみる自然のいぶき-花と鳥-」が開かれています。
その展覧会に協賛する形で行われたのが今回のコンサートです。
1. カンティガ(リュート・ソロ)
2. 花咲くころに(歌とリュート)
3. 可愛いお嬢さん(歌とリュート)
4. タランティーラ(バロックギター)
5. 大陸風にのって(高本一郎、バロックギター)
6. ブナと松の木の間に小鳥が居て(ランディ、歌とリュート)
7. さまざまな鳥によるコンセール(ムリニエ、歌と・リュート)
8. 春の宵(高本一郎、リュート・ソロ)
9. 蝶々(アイルランド古謡、リュート・ソロ)
10. 風の頃(高本一郎/樋口美紀、歌とリュート)
11. この美しい五月(ジャヌカン、歌とリュート)
12. さくら(歌とリュート)
樋口美紀(歌・朗読)
高本一郎(アーチリュート・バロックギター)
木割大雄(司会、お話し)
俳人、木割大雄さんの司会とお話し(プログラムの表紙は木割さんの筆です。)でコンサートが進んでいきました。使われた音楽は、ルネサンス~初期バロックのものでしたが、楽器は酒蔵ができた17世紀後半に合わせたのでしょうか、アーチリュート・バロックギターでした。1674年というとJ.S.バッハが生まれる11年前になります。
この頃の不順な気候のせいで酒蔵の中は肌寒かったのですが、古楽によく合う雰囲気でした。
素敵なコンサートでしたが、木割さんのお話も興味深いものでした。ワシントンの桜は伊丹から行ったもの(最初に行った東京の桜は枯れてしまったそうです。)で、お返しにやってきたのがハナミズキだったそうです。ちょうど今、ハナミズキの花が咲いていました。
今日は練習をお休みしました。
伊丹市に「みやのまえ文化の郷」という美術館、工芸センター、伊丹郷町館(旧岡田家住宅、旧石橋家住宅、新町家)に(財)柿衞文庫を加えた文化ゾーンがあります。
酒造業を営んでいた岡田家の住宅は延宝2年(1674年)に建てられた町家で、酒蔵は現存するものとして最古のものだそうです。
「清酒醸造で栄えた江戸期の伊丹では、俳諧文化が華開き、文人墨客の往来も頻繁でした。この中で蓄積された文化遺産に故・岡田利兵衞(俳号・柿衞)の系統的な収集物を加えて発足したのが財団法人柿衞文庫」だそうで、現在展覧会「俳句にみる自然のいぶき-花と鳥-」が開かれています。
その展覧会に協賛する形で行われたのが今回のコンサートです。
1. カンティガ(リュート・ソロ)
2. 花咲くころに(歌とリュート)
3. 可愛いお嬢さん(歌とリュート)
4. タランティーラ(バロックギター)
5. 大陸風にのって(高本一郎、バロックギター)
6. ブナと松の木の間に小鳥が居て(ランディ、歌とリュート)
7. さまざまな鳥によるコンセール(ムリニエ、歌と・リュート)
8. 春の宵(高本一郎、リュート・ソロ)
9. 蝶々(アイルランド古謡、リュート・ソロ)
10. 風の頃(高本一郎/樋口美紀、歌とリュート)
11. この美しい五月(ジャヌカン、歌とリュート)
12. さくら(歌とリュート)
樋口美紀(歌・朗読)
高本一郎(アーチリュート・バロックギター)
木割大雄(司会、お話し)
俳人、木割大雄さんの司会とお話し(プログラムの表紙は木割さんの筆です。)でコンサートが進んでいきました。使われた音楽は、ルネサンス~初期バロックのものでしたが、楽器は酒蔵ができた17世紀後半に合わせたのでしょうか、アーチリュート・バロックギターでした。1674年というとJ.S.バッハが生まれる11年前になります。
この頃の不順な気候のせいで酒蔵の中は肌寒かったのですが、古楽によく合う雰囲気でした。
素敵なコンサートでしたが、木割さんのお話も興味深いものでした。ワシントンの桜は伊丹から行ったもの(最初に行った東京の桜は枯れてしまったそうです。)で、お返しにやってきたのがハナミズキだったそうです。ちょうど今、ハナミズキの花が咲いていました。
今日は練習をお休みしました。
酒蔵や古い民家での古楽演奏(またはクラシック演奏)は最近ではめずらしくないですね。
そういう会に行く機会がないのですが、こちらにはうってつけの会場も多く、そういう演奏会が開かれないかなあと思っています。
by Cecilia (2010-04-24 23:08)
酒蔵の中でのコンサート。。。
良い雰囲気なんでしょうね♪
大きなホールよりも音が近くで聴けて
サロンっぽくって音がしみ込んできそうです♪♪
帰りに美味しいものもいいですね♪♪
by バロックが好き (2010-04-24 23:21)
Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
最近コンサートホール以外でのコンサートも多いですね。
この酒蔵が建てられたのは、西洋ではバロック期に当たります。
その中での古楽の演奏は興味深いものがありました。
これからもっともっと、こういうコンサートが増えるでしょうね。
by nyankome (2010-04-24 23:59)
バロックが好きさん
nice&コメントありがとうございます♪
重要文化財なので冷暖房設備がありません。
今日の気候ではちょっと肌寒かったですが、雰囲気は最高でした。
リュートはもともと大きなホールで弾かれたものではないので、こういう場所は似つかわしいと思います。
美味しいものの記事は明後日の予定です。
by nyankome (2010-04-25 00:03)
小父蔵さん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 00:03)
genpatiさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 00:08)
花鳥風月を思い浮かべました。
by ナビパ (2010-04-25 00:37)
雰囲気がいい場所での古楽器演奏^^!建物とバロックがマッチするんでしょうね~また木割さんってかたの筆が素敵ですね~!ハナミズキ、住んでいる近くに無いので画像が貴重です^^
by かあか (2010-04-25 01:08)
ナビパさん
nice&コメントありがとうございます♪
私もそう思いながらお話しを聞いていました。(^_^)
by nyankome (2010-04-25 01:20)
かあかさん
nice&コメントありがとうございます♪
よい雰囲気の会場でした。
和と洋、一見ミスマッチのようですが、まったく違和感がありませんでした。
木の楽器と木造の建物が合うのでしょうね。
プログラムの中にも木割さんの筆によるものがあったのですが、素敵な書です。
泉大津市にも街路樹でハナミズキが植えられているのですが、確か花の色が赤だったと思います。
by nyankome (2010-04-25 01:25)
doraさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 01:26)
ブラザーボブかきもとさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 01:26)
xml_xslさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 01:46)
和の空間で、素敵な時を過ごされてきたのですね。
このように、時折日常を忘れて、心の洗濯ができるというのは、幸せなことだと思います。
私も、コンサートに行くと、ちょっとだけ心が豊かになったような気持ちになれます。
by hirochiki (2010-04-25 06:02)
最近は面白い場所でのコンサートが増えましたね。
素敵な時間を満喫されたのですね!
木割大雄さんの書、温かいです。
ハナミズキの季節ですね。白が一番好きです。
by 雨香 (2010-04-25 07:57)
おはようございます。
雰囲気・趣のあるなかでのコンサート
音楽のみならず、その場の雰囲気にも酔ってしまいそうですね☆
by やまがたん (2010-04-25 08:08)
桜を贈ったお返しにハナミズキが送られて来たというのは有名な話ですね。
ハナミズキというと一青窈の歌を思い出す単純なわたしです。
by U3 (2010-04-25 08:14)
パンフレット?案内?でしょうか?場所の雰囲気も伝わる良いモノですね。
by artfuldodger (2010-04-25 09:44)
古楽器コンサートにお似合いの雰囲気ですね。
プログラムの字もいい味わいです。
by aranjues (2010-04-25 11:23)
330年も昔の建物がこんなにきれいに残っているのですねー
当時の建物で、当時の楽器を演奏するというのは、なんとも
趣があって良いものですね('ー`)
最近は鉄筋コンクリートが主流ですから、2000年の建物が
2300年まで残るかどうかは怪しいですけれども、その頃になっても
この蔵は残り続けるんでしょうね(京都のお寺のように)
by Caelum (2010-04-25 13:16)
東西の古いものの協演ですね。プログラムの文字もセンスが感じられます。音の響きはどうだったのでしょうか。
by Enrique (2010-04-25 16:07)
そういうところで弾くとどんな響きだったのでしょう・・・。
時間が巻き戻ったような感じだったのかしら?
by yuka (2010-04-25 17:33)
酒蔵でのコンサートとは面白い企画ですね~!
響き的にはどうでしたか?
by ユーフォ (2010-04-25 19:17)
Krauseさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 21:50)
父ちゃんさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 21:52)
hirochikiさん
nice&コメントありがとうございます♪
たまにはコンサートホールを離れて、こういう空間でのコンサートも新鮮でよかったです。
心の洗濯ですね。
by nyankome (2010-04-25 21:56)
タケルさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 21:57)
雨香さん
nice&コメントありがとうございます♪
古楽器にはコンサートホールより似合う場所があるような気がします。
なかなか素敵な書ですね。
ハナミズキの白い花が街路樹としてたくさん咲いていました。
by nyankome (2010-04-25 21:59)
やまがたんさん
nice&コメントありがとうございます♪
雰囲気はよかったです。
日本の古い建築の持つ温もりが感じられましたが、重要文化財で暖房が入れられないので寒かったです。(^_^;)
by nyankome (2010-04-25 22:00)
U3さん
nice&コメントありがとうございます♪
>一青窈の歌
私は言われて思い出しました。(^_^;)
近くの市の樹か花になっていて、この時期咲いているのをよく見掛けます。
by nyankome (2010-04-25 22:02)
ナノノさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:03)
artfuldodgerさん
nice&コメントありがとうございます♪
プログラムです。
活字によるプログラムと違って、温かみや雰囲気がありました。
こういうコンサートには似つかわしい手作り感や温かみを感じます。
by nyankome (2010-04-25 22:04)
ぷーちゃんさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:05)
りぼんさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:05)
kakasisannpoさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:05)
aranjuesさん
nice&コメントありがとうございます♪
この時代の音楽はコンサートホールで演奏されていたものではないので、ホール以外の似つかわしい場所があるように思います。
素敵な書のプログラムです。
by nyankome (2010-04-25 22:07)
cocomotokyoさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:08)
紺碧の書架さん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:08)
PENGUINGさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:09)
takemoviesさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:09)
Caelumさん
nice&コメントありがとうございます♪
恐らくこの建物は、一度解体して移築されたものだと思います。
木造建築も、きちんと修理していけば長く残るものですね。
古い建物の中で、建築された時代の音楽を聴くというのも趣があってよいですね。
by nyankome (2010-04-25 22:12)
Enriqueさん
nice&コメントありがとうございます♪
まさに東洋と西洋の異文化の協演ですね。
リュートには石造りの建物の方が合うかも知れません。
酒蔵なので、大きな木造で壁や足元が土?です。
悪いというわけではありませんが、最適というわけではないような気がしました。
by nyankome (2010-04-25 22:15)
yukaさん
nice&コメントありがとうございます♪
Enriqueさんへのコメントにも書きましたが、音響的に最適だったとは思いませんが、雰囲気が素敵でした。現代の俗世間から遮断されて音楽に浸ることができる、という感じでしょうか。
ただ、不順な気候で寒かったです。(^_^;)
by nyankome (2010-04-25 22:19)
ユーフォさん
nice&コメントありがとうございます♪
東洋でも西洋でも、花や鳥が季節感を持って、文学や音楽に取り上げられてきたという共通点をテーマにした興味深い企画でした。
音響的にというより雰囲気が素敵でした。
by nyankome (2010-04-25 22:22)
yamachanさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:23)
JBOYさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:23)
miopapaさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-25 22:24)
アヨアン・イゴカーさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-26 06:28)
楽器の姿、絵になります。
だいぶ寒かったようですが、体調はいかがでしょうか。
by くーぷらん (2010-04-26 18:58)
mwainfoさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-26 21:58)
LittleMyさん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-04-26 21:58)
くーぷらんさん
nice&コメントありがとうございます♪
楽器が椅子から滑り落ちないかヒヤヒヤしていました。(^_^;)
昨日は風邪気味でしたが、お陰様で今日はぴんぴんしています。
by nyankome (2010-04-26 22:00)
考えてみれば、バロック時代は江戸時代?
長い時間をかけてお酒も音楽も熟成するのですね。
貴重なコンサート。テーマが素敵です。
by purizumu (2010-04-30 00:04)
purizumuさん
nice&コメントありがとうございます♪
洋の東西を問わず花鳥風月は音楽や詩の題材として取り上げられてきました。コンサートのテーマにふさわしい会場でした。
by nyankome (2010-05-01 15:39)
空飛ぶ食欲魔神さん
niceありがとうございます♪
by nyankome (2010-05-01 15:39)