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「アマリッリ麗し」 [楽譜]

 

イタリア古典歌曲の代表とも言えるCaccini(1546~1614)の曲集"Le Nuove Musiche"に含まれる"Amarilli, mia bella"のオリジナルの譜です。装飾的で綺麗なものですね。上段はメロディ、下段は通奏低音の譜です。バスとコードだけが書かれています。

 この譜をそのまま現代譜に書き直したものが、musicnotes.com(http://www.musicnotes.com/sheetmusic/mtd.asp?ppn=mn0039286&bookmark=0&title=Amarilli)で購入できます。$1.95也。

更に、ギター伴奏を付けたものがSheetMusicNow(https://www.sheetmusicnow.com/title.asp?tid=96421)で$4.5で購入できます。

いずれも、プリントアウトする権利をネットで購入するというもので、印刷する前にプリンタの設定を確認しておかないと大変なことになります。何度でもプリントアウトできるというワケではありませんので。

この曲は当時から有名だったらしく、John Dowlandの息子のRobert Dowlandが1610年に編纂した"Musicall Banquet"という曲集にも載っています。これにはリュートの伴奏譜が付いています。

更に、嬉しいことに全ファクシミリ画像データがネットで公開されていたりします。(http://axe.acadiau.ca/~048867r/index.html)page38-39ですね。

(注 現在リンク切れになっています。2006.06.30.)

ただ、現在よく歌われる歌詞と原典のものとでは一部異なりますので注意が必要です。歌詞の5行目が原典では"Prendi questo mio strale"となっているのに対し、ピアノ伴奏のイタリア古典歌曲集では"dubitar non ti vale"となっています。個人的には、盛り上がるこの部分は原典の歌詞の方が好きです。

本当に便利な世の中になったものです。あとは、ひたすら練習と歌ってくれるひとを見付けるだけです。 


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Cecilia

アマリリ、大好きな古典歌曲です!
以前記事を書きましたのでトラックバックさせてください。(この記事も拝見させていただいていたのですが、コメントできませんでした。)
この楽譜美しくて大好きです!(欲しいです!)
それから私の大好きな米良美一さんが最初に出したCD(アリアンナの嘆き)にこの曲があるのですが、確かにそれでは"Prendi questo mio strale"になっていました。私もそのほうが好きです。
下手でもよければ、いつかnyankomeさんのリュートで歌わせていただきたいものです。(歌いたい・・・という人はたくさん出てくるでしょうね。)
大阪にお住まいですか?夫の実家が神戸なので行く機会はありますが。
by Cecilia (2006-07-02 00:32) 

nyankome

Cecilaさん
nice&コメント&トラックバックありがとうございます。
米良さんや岡本さんにはファンが多いですよね。
私はカウンター・テナーのアンドレアス・ショルが好きです。
http://blog.so-net.ne.jp/pava ne/2006-04-10
ネットで公開されていたファクシミリデータは、残念ながらHP自体が閉鎖されていますので、今は手に入りませんが、また別のところで出るかもしれません。見付けましたら、blogに書きますね。
早くリュートで伴奏できるよう練習しなくっちゃ。
by nyankome (2006-07-02 13:02) 

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