お気に入りのCD（20）－メン・コン－

久し振りに、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴きました。ニコラ・ベネデッティの新譜です。

前作は、正直に言いますと、いわゆるジャケ買いです。線は少し細いかなと思いましたが、精緻で詩情豊かな新鮮な演奏でした。シマノフスキーの協奏曲第1番は初めて聴いたのですが、好きなショーソンの『詩曲』やサンサーンスの『ハバネラ』の演奏も含めて好感が持てました。

で、メン・コンですが、よく歌うヴァイオリンだなぁ、というのが第一印象。これ見よがしの派手さはなく、やはり線がやや細いかなと思いましたが、瑞々しい演奏でした。

カップリングは、モーツァルト：アダージョ ホ長調 K.261／モーツァルト：ロンド ハ長調 K.373／シューベルト：セレナード（～白鳥の歌）／シューベルト：アヴェ・マリア／マクミラン：アイルシェアよりラルゴ・モルト・ルバート／マクミラン：アイルシェアよりライク・ア・ベリー・ファスト・リール。日本盤は8月23日発売です。

まだ10代ですからこれからが楽しみな、個人的に好きな演奏家です。（秋の公演のチケットを買ってしまいました。）ヴァイオリンを弾かれる方のご意見はいかがなものでしょうか？

デビュー・アルバムには『タイスの瞑想』のカラオケ・ヴァージョンが入っていて、オフィシャル・サイトにはヴァイオリン・ソロの楽譜まで用意されています。

さて、今日の練習メニューは昨日に引き続き、ジョスカン・デ・プレの『千々の悲しみ』4パートと"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.1～10。

コメント 6

まだ聴いたことがないです。でも、興味を持ちましたので日本版が出たら購入リストに入れておきますね～。いずれ「練習室」の方で感想を述べてみます。
カップリングのモーツァルトのロンドですが、Ｋ３７３の他に、Ｋ２５０というのがあって、こちらの良さそうなのを探しているのですが、なかなか見つかりません・・・
by c-tail (2006-07-04 22:34) 

c-tailさん
nice&コメントありがとうございます。
お聴きになりましたら感想を聞かせて下さいね。
私の周りには音楽を趣味にしているひとは多いのですが、ヴァイオリンを弾く方はいないのです。
ところでK250って、『ハフナー』ですか？
by nyankome (2006-07-05 19:54) 

そうですそうです。ハフナーセレナーデの第３楽章「ロンド」をクライスラーが編曲したものです。
かつて私が大好きで目標だった曲で、且つ、この曲のレッスンが終わったところで力つきて練習をやめてしまったという、苦い思いでの曲でもあります。
by c-tail (2006-07-05 21:00) 

そうですか、c-tailさんも苦い思い出の曲があるのですね。
Amazonで調べると、クライスラーの演奏で出ているようですね。
11枚組26,240円ですから買うには勇気が要りますね。
by nyankome (2006-07-05 21:17) 

メンコンの日本版を聴いてみました。「よく歌うヴァイオリン」全く同感です。
大きく揺れるビブラートが印象に残りますが、かといってビブラートかけっぱなしではないところが派手すぎなくてよいですね。（＾－＾）
ドビュッシーのヴァイオリンソナタとかを弾いてもらいたいです。
by c-tail (2006-09-12 07:35) 

c-tailさん
再訪ならびに感想をありがとうございます。
コンサートもうすぐです。楽しみ♪
by nyankome (2006-09-12 07:53)