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お気に入りの歌(3)-『アルフォンシーナと海』- [歌]

作詞Felix Luna、作曲Ariel Ramirezによる『アルフォンシーナと海(サンバ)』は、フォルクローレ形式の歌曲集『アルゼンチンの女たち』の第5曲目にあたる、46歳で入水自殺をして亡くなった女流詩人アルフォンシーナ・ストルニのことを歌った、悲しいまでも美しい曲です。

以前に紹介しました、波多野睦美さんとつのだたかしさんによる同名のCDの冒頭に収められていますが、ギタリスト、ホセ・ルイス・ゴンザレスなどによるギター・ソロへの編曲や録音もあります。ギターがよく似合う曲ですが、原曲はピアノですね。

 

Por la blanda arena que lame el mar, su pequeña huella no vuelve más.
Un sendero solo de pena y silencio llegó hasta el agua profunda.
Un sendero solo de penas mudas llegó hasta la espuma.

Sabe Dios qué angustia te accompañó que dolores viejos calló tu voz,
para recostarte arrullada en el canto de las caracolas marinas.
La conción que canta en el fondo oscuro del mar, la caracola.

Te vas Alfonsina con tu soledad, ¿Qué poemas nuevos, fuiste a buscar?
una voz antigua de viento y de sal te requiebra el alma y la está llevando
y te vas hacia allá como en sueños, dormida, Alfonsina, vestida de mar.

Cinco sirenitas te llevarán por caminos de algas y de coral
y fosforescentes caballos marinos harán una ronda a tu lado;
y los habitantes del agua van a jugar pronto a tu lado.

Bájame la lámpara un poco más de'jame que duerma, nodriza en paz
y si llama él no le digas que estoy, di le que Alfonsina no vuelve,
y si llama él no le digas nunca que estoy, di que me he ido.

Te vas Alfonsina con tu soledad, ¿Qué poemas nuevos, fuiste a buscar?
una voz antigua de viento y de sal te requiebra el alma y la está llevando
y te vas hacia allá como en sueños, dormida, Alfonsina, vestida de mar.

海に入っていったアルフォンシーナのことを歌った歌詞になっています。リフレインの部分は、「アルフォンシ-ナは眠る 海の衣をまとって」で終わります。

波多野さんの歌とつのださんのギターが上手なことは言うまでもありませんが、初めて聴いたときは、曲の美しさに涙が出そうになりました。

本日の練習メニュー:今日は久し振りのレッスンでした。撥弦練習の成果が出たようで、:"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.1~14まで進みました。これだけでは退屈だろうと、アテニャンの「花咲く頃に」の許可も出ましたので、大手を振って練習ができます。


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Cecilia

「アルフォンシーナと海」・・・題名にまず惹かれ、聴きたいと思っていました。
フォルクローレ形式だったのですね。フォルクローレ大好きで、CDも何枚か持っています。
スティングがダウランドのCDを出すそうですが、ご存知ですか?
リュートを弾いているらしいです。
by Cecilia (2006-08-05 23:36) 

nyankome

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます。
これ↓ですね。
http://www.sting.com/news/
あのグラモフォンから10月に出るそうです。
by nyankome (2006-08-06 08:14) 

Cecilia

そうです。おととい、ほかの方のブログで知りました。
スティングにはそれほど詳しくなかったのですが、以前パヴァロッティと共演していて(結構よく共演していたようですが。)LDも購入していたので、興味がありました。(そのLDは懸賞で手に入れた5000円で購入しました!)
by Cecilia (2006-08-06 08:50) 

nyankome

スティングのサポート・ギタリストのドミニク・ミラーが村治佳織さんのCDに参加したり、ドミニクの(クラシックの)ソロCDにスティングやプラシド・ドミンゴが参加したりと、クラシックには縁があるようです。
by nyankome (2006-08-06 09:12) 

c-tail

曲の練習も公式にOKが出て良かったですね!
基礎練習の大切さも分かりますが、やはり楽しくないと続かないですよね~。
by c-tail (2006-08-06 13:13) 

nyankome

c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます。
そうなんです。そろそろ基礎練習にも厭きてきていましたので、師匠に「きちんと基礎練習もしていますが、いろいろ弾き散らかしています。」と、正直に懺悔しました。(笑)
by nyankome (2006-08-06 13:24) 

さんとす

http://www.deutschegrammophon.com/special/?ID=sting-dowland

スティングって人は知らないのですが、エディン・カラマーゾフは知ってます。アンドレアス・ショルの《音楽の餐宴》でリュートを弾いてるし、アルファからなんとリュート・アッティオルバートでブリテンのノクターナルを弾いたCDをだしたりしてます。彼が伴奏するのでしたら聴いてみたいなぁ。
by さんとす (2006-08-15 20:02) 

さんとす

ちなみに「アルフォンシーナと海」はアルゼンチン・サンバだそうです。(Zambaと綴る)
by さんとす (2006-08-15 20:03) 

nyankome

さんとすさん
コメントありがとうございます。

ショルの『音楽の饗宴』持ってます!
http://blog.so-net.ne.jp/pavane/2006-04-10
リュート・アッティオルバートでブリテンのノクターナルですか。
まぁ、もとはDowlandの曲ですけど…。聴いてみたいですね。

スティングは元ロック・グループ「ポリス」のメンバーですね。
ジャケットのリュートがバロック・リュートに見えるのは何故?

『アルフォンシーナと海』はブラジルのサンバとは明らかにリズムが異なりますよね。楽譜にもTempo di Zambaと書かれています。
by nyankome (2006-08-15 20:19) 

Papalin

武満徹の歌が聴きたくて買ったCDですが、
タイトルロールのこの曲に惹かれてしまいました。
素敵な歌、そして伴奏です。
by Papalin (2007-05-04 11:47) 

nyankome

Papalinさん
nice&コメントありがとうございます♪
私はつのださんがギターを弾くということで買ったCDですが、1曲目のこの曲にノックアウトされました。
by nyankome (2007-05-04 21:39) 

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