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予習(2)"Mr.Dowland's Midnight" [練習]

ルネッサンス音楽を練習するにあたって、一度古典舞曲について勉強する必要性を感じているのですが、なかなかよい本がありません。どなたかご存知ないでしょうか。

さて、次回レッスンに持って行くことになりました新しい曲その2です。これもダウランドの曲ですが、『ダウランド氏の真夜中』と題されました小品です。

五線譜に直したもののみ載せますが、私はタブ譜を見て弾きます。

4小節単位のA, A', B, B'という分かり易い構成です。曲名の由来は分かりませんが、ゆっくりとしたテンポのメランコリックな曲です。 ご覧の通り3声で書かれています。内声の動きに注意ですね。 

Dowland: Fancyes, Dreams and Spirits - Lute Music, Vol. 1

Dowland: Fancyes, Dreams and Spirits - Lute Music, Vol. 1

  • アーティスト: John Dowland, Nigel North
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2006/05/29
  • メディア: CD

以前にも紹介しました、Nigel NorthによるDowland全集の第1巻です。Amazonではできませんが、登録(無料)すればNAXOSのHPで試聴できます。

本日の練習メニュー:指ならしに3声の和音とアルペジオの練習曲、"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.28, 29とアテニャンの『花咲く頃に』、ダウランドの"Mrs.Winter's Jump"と"Mr.Dowland's Midnight"。


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コメント 4

c-tail

ブーレ(ブレ)やジーグ(ジグ)など、舞踊の名前なんですね。子どものころは、そもそも舞踊の名前であるということ自体、知りませんでした。
私も何か参考となる本が欲しいところですが、どうにも・・・
Ceciliaさんに紹介していただいた「演奏のための楽典」に、音楽用語事典程度の説明はあるのですが・・・
http://blog.so-net.ne.jp/mendelssohn/2006-08-27
ちなみに、この本では、ジグは「16世紀末にイギリスで発達した、テンポの早い滑稽な舞踏でした。舞曲としては、付点リズムや、6度・7度・8度といった、広い音程(跳躍進行)が用いられ、フーガ的な手法による、2部形式の曲です。拍子は、通常、3拍子系ですが、6拍子や12拍子の場合もあります。古典組曲では、終曲として用いられています。」と説明されています。
もっと詳しい本が欲しいところですね・・・
by c-tail (2006-09-23 22:56) 

nyankome

c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます。ご丁寧な説明ありがとうございます。
Jigはアイルランド起源の軽快な舞曲です。
ご説明にある通り、バッハの組曲にあるようなGigueに発展したという説もありますが、Gigueの起源はフランスで踊られていたGiggotであるという説もあるそうです。
踊りのための曲とそこから発展した音楽とでは異なる部分もあるのでしょうけど、詳しい本が欲しいです。
by nyankome (2006-09-23 23:28) 

Cecilia

ルネサンスの舞曲はどうかわかりませんが、バロックダンスといえば浜中康子さんが有名ですね。(もともと桐朋でピアノを学ばれていた方ですが・・・。)
著書もビデオも出ていますが・・・。(吉澤実先生とも共演なさっています。)
この手のものは本だけではどうもわかりにくく、ビデオを是非見たいです。
出来ることなら講座も聞きに行きたいです。
昔バッハの「フランス組曲」をやっていた時に先生から舞曲について聞かれ、音楽辞典に載っていることしか答えられず、その時からの課題です。

今度、名古屋芸大で、エリザベータ・ステファンスカさん(チェンバロ奏者)の舞曲に関する講座があり、行きたいな・・・と思っています。
by Cecilia (2006-09-24 08:38) 

nyankome

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます。
ご紹介いただきました浜中康子さんの『栄華のバロック・ダンス―舞踏譜に舞曲のルーツを求めて』を注文しました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276250803/pavane- 22/ref=nosim
大阪音大附属音楽院でも樋口裕子さんがバロック・ダンスの講座を開かれているようです。↓
http://www.daion.ac.jp/ongakuin/kouza/details/feel/bahha.html
by nyankome (2006-09-24 13:55) 

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