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お気に入りのCD(51)-Paniaguaの"La Folia"- [CD・DVD・Video]

以前PaniaguaによるCD、『女王ファナの宮廷における音楽』を紹介しましたが、中世の音楽は民族音楽であることを再認識させてくれる素晴らしい演奏でした。

"La Folia"についても、サヴァールのCDを紹介しました。

昨日、街のCDショップでPaniaguaの"La  Folia"を見付け買ってきました。帯に「録音から四半世紀が経ったというのに、いまだ初めて聞いた人がとてつもない衝撃を受けてしまうという迷盤中の名盤。」とありましたので、イヤな予感がしていたのですが…。

聴いて本当にビックリしました。チェンバロをバックにウード(でしょうか)がメロディを弾いています、リコーダー、ヴァイオリンにメロディが移ります。いい感じ…と思って聴いていると不協和音が、そして怪しげな人の声が。その内爆発音やらチェーンソー、エンジン音や豚の鳴き声などありとあらゆる雑音やらサックスがピンク・パンサーのテーマのようなメロディを吹いたり、シタールが出てきてインド音楽を聴いている雰囲気になったり…。書ききれません。

"Folia"には「熱狂」とか「おバカ」という意味があると、このCDの帯にも書かれていますが、「おバカ」をとことん追求したCDです。ここまでやると立派としか言いようがありません。

う~ん、問題作ですね。恐いものを見たい(聴きたい)方は是非どうぞ。

本日の練習メニュー:指ならしに3声の和音とアルペジオの練習曲、"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.40~43の予習、ダウランドの"Lachrimae"、二重奏「王のパヴァーヌ」と19世紀ギターで"Greensleeves to a Ground"。


nice!(3)  コメント(8) 
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コメント 8

c-tail

「イヤな予感」というのが全てを物語っているようです(苦笑)。
ちょっと・・・という感じですね。
私もかなり「ちょっと」というCDを持っていますので、今度紹介してみます。
by c-tail (2006-11-13 21:01) 

nyankome

c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます♪
私は…結構気に入ってます。が、今耳直しの美しいリュートのCDをかけています。(笑)
by nyankome (2006-11-13 21:12) 

Cecilia

なんだかおもしろそうですねえ!
聴いてみたいです!!
by Cecilia (2006-11-13 22:42) 

nyankome

Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
面白いですね。衝撃的です。やり過ぎでしょう、でもご立派、という感じですね。
試聴を探したのですが無いのですよ。
by nyankome (2006-11-13 23:00) 

さんとす

そうそう、スペインの古楽音楽学生の間では、訳のわからんのとかがちゃがちゃした音楽を聴くと「パニアグア」みたいだ、とかいうのが定番みたいです^^;;
http://homepage2.nifty.com/santos/koro/Paniagua_.jpg
(2005年ハモン・イベリコの名産地で行われたサヴァールとペドロ・エステバンのコンサートも終了後パニアグア!という声が飛び交っていた)
by さんとす (2006-11-14 06:52) 

nyankome

さんとすさん
コメントありがとうございます♪
ハモン・イベリコ美味しいですよね。
最近日本でもイベリコ豚が定番になりつつありますが。
Paniagua、基本的に好きなのですが、"La Folia"は「いつでも聴きたい」種類ではないかも…。
by nyankome (2006-11-14 07:54) 

violin-123

「迷盤中の名盤」…ちょっと興味が♪
どの様なものなのか、聞いてみたいです。
(でも、買うのは嫌かなぁ~ほほほほほ。)
by violin-123 (2006-11-15 19:39) 

nyankome

バヨリにすとさん
nice&コメントありがとうございます♪
また400nice!目を踏んで頂き有難うございました。
>でも、買うのは嫌かなぁ~
お買い求め頂き、友達に回して反応を楽しむというのは如何でしょう?
by nyankome (2006-11-15 20:43) 

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