収穫（1）－『リュート－神々の楽器』－ [本]
先日コンサートに出掛けたついでに街の書店やCDショップに立ち寄りました。普段はネット・ショップにお世話になっていますが、行ってみるものですね。
CDの収穫は昨日記事にしましたPaniaguaの"La Folia"と『ボリビアのバロック』です。（後者はいずれ記事にします。）本もCDも絶版、廃盤になるのが早くて、欲しいものがなかなか手に入りません。ネットで探して手に入らなかった本が2冊も見つかったのは大きな収穫でした。
さて、今日はその一冊目、『リュート－神々の楽器』（E.G.バロン著、菊池賞訳、水戸茂雄監修、東京コレギウム）です。（発行元の東京コレギウムのHPでは完売になっています。Amazonでは「通常3~5週間以内に発送します。」になっていますが、私が注文したときには入手不可能ということでキャンセルされてしまいました。）
どういう偶然か、立ち寄った書店で「古楽フェア」が開催されていまして、古楽に関する本がたくさん置かれていました。ずっと読んでみたかったのですが手に入らなかった本書を見たときは嬉しかったです。
本書は1727年、バロックも終焉を迎えロココに向かおうとしていたとき、リュートという楽器が廃れようとしていたときに書かれた、歴史的に残された唯一のリュート概説書なのです。
ぼちぼちこの歴史的な証言を読んでいくことにします。
書き忘れました。大阪のジュンク堂難波店にて、私が買ったあと一冊だけ残っていました。
本日の練習メニュー：指ならしに3声の和音とアルペジオの練習曲、"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.40～43の予習、ダウランドの"Lachrimae"、二重奏「王のパヴァーヌ」と19世紀ギターで"Greensleeves to a Ground"。
歴史的な本なのですね。
ネットの古書店でも手に入らないものは、もはや立ち寄った本屋で偶然に出会うのを待つしかありませんよね。私もいくつか探しているけれど見つからない本があります。
見つかって良かったですね～。
by c-tail (2006-11-14 23:15)
c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます♪
発行は2001年の日本語訳なのですが、Amazonで散々待たされたあげく、「入手不可能です。」との返事が。諦めていたのですが手に入ってよかったです。
by nyankome (2006-11-14 23:20)
偶然立ち寄ったところでこのような本が手に入るとは・・・！
さすが大阪ですね～！
by Cecilia (2006-11-15 12:32)
Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます♪
街の大きな書店も最近では様変わりしてしまい、「売れ筋」でない専門書は置かなくなりました。
ジュンク堂はその点、良心的な書店です。
by nyankome (2006-11-15 20:40)
バロンのリュート教本の邦訳ですね。当方この書物の存在は知っていましたが，邦訳されていたことまでは知りませんでした。
フリードリヒ大王の宮廷付きリュート奏者であったということですが，あのドレスデンの名手の影に隠れ，今までバロンの作品をなかなか耳にすることは出来なかったものの，dynamic盤のアルバムでやっとまとまって曲を聞けるようになったと言ったところでしょうか。
でも，やはりヴァイス。いいですね。
by fallschirmjager (2006-11-15 21:50)
fallschirmjagerさん
コメントありがとうございます♪
なかなかこういう本は売れませんからねぇ。
バロンの名前は知ってはいましたが、残念ながら音楽を聴いたことはないのですよ。この時代はヴァイスという演奏家、作曲家の存在があまりに大きかったですものね。
by nyankome (2006-11-15 22:51)
私も「リュート 神々の楽器」を手に入れたいと思い、ネットで探し回っていました。今日、このサイトに巡り会い、在庫１冊残っているか期待しつつ、大阪のジュンク堂難波店に電話したところ、残っておりました。早速地方発送をお願いしたところです。ありがとうございました。
by バロン (2007-03-31 15:31)
バロンさん
残っていてよかったですね。
希少なCDや本、ネットでは手に入らなくても、実店舗には残っていることもあります。
お役に立てて嬉しいです。
by nyankome (2007-03-31 19:34)