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SchubertのAve Maria [YouTube等]

シューベルトの歌曲をギター伴奏で歌った映像を探していました。

Peter SchreierとKonrad Ragossnig(ギター)による"Das Wandern"の映像(演奏は音のみ。)が見付かりましたが、これは1978年8月16日、ザルツブルク音楽祭での録音です。1978年というのはシューベルト没後150年のメモリアル・イヤーでした。この演奏は、FM-NHKでも放送され私も聴きました。

この演奏は評判になり、その後楽譜が出版されたり、スタジオ録音されたものがLPで出たりしました。

この他には、ソプラノと(カッタウェイの)ギターによる映像が3つありましたが、好みの演奏、歌い方ではないのでパスします。

そう言えば、波多野睦美さんとつのだたかしさんが19世紀ギターを使った『夜の歌』というCDを出されていて、シューベルトの歌曲も収録されています。以前記事にしましたが、こちらでモーツァルトの「さあおいで愛しいツィター」のみ試聴できます。シューベルトの曲の試聴先を見付けることができませんでしたが、雰囲気は想像していただけると思います。素敵な演奏です。

そうそう、こんな映像がありました。

スペインのFrancescさんの多重録音による"Ave Maria"です。少しポップな演奏(歌い方)ですが、いい声しています。



本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の68.Branles Double Francese、69.Galliard Anglesa、70.Galliard。

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Fairest Isle [YouTube等]

Henry Purcell(1659-1695)のセミ・オペラ《アーサー王》中(第5幕)でヴィーナスが歌う"Fairest Isle(もっとも美しい島)"は、ブリタニアの美しさをたたえたものですが、よく単独でも歌われます。

Fairest isle, all isles excelling,
Seat of pleasure and of love
Venus here will choose her dwelling,
And forsake her Cyprian grove.
Cupid from his fav'rite nation
Care and envy will remove;
Jealousy, that poisons passion,
And despair, that dies for love.

Gentle murmurs, sweet complaining,
Sighs that blow the fire of love
Soft repulses, kind disdaining,
Shall be all the pains you prove.
Ev'ry swain shall pay his duty,
Grateful ev'ry nymph shall prove;
And as these excel in beauty,
Those shall be renown'd for love.

Victoria Joyceさんの歌です。若手のソプラノのようです。(古楽が専門というわけではなさそうです。)



SATB4声の楽譜ですが、こちらで見ることができます。

日本語訳はこちらにあります。

《アーサー王》のスコアはIMSLPで見ることができます。"Fairest Isle"は、"Acts 3 .. 5"の55ページ目からです。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の68.Branles Double Francese、69.Galliard Anglesa、70.Galliard。

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Lachrimae Pavan [YouTube等]

私がギターからリュートに転向したきっかけとなった曲のひとつが、John Dowlandの"Lachrimae Pavan"(涙のパヴァーヌ)です。

YouTubeで別の調べ物をしている際に、ギターによる素敵な演奏を見付けました。

スウェーデンのPer-Olov Kindgrenさんの演奏です。



よく、3弦を半音下げてカポタストを3フレットに付けリュート調弦にすることがありますが、映像を見るとカポタストは2フレットです。このほうが(半音低くなって)落ち着いた感じになりますね。

さて、リュートで弾くとこうなります。

フランスのValéry Sauvageさんの演奏です。



比べて聴くと、モダン・ギターの演奏は音色のせいか、とてもロマンティックですね。

今の曲集が終われば、この曲にもう一度取り組み直してみようと思います。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の68.Branles Double Francese、69.Galliard Anglesa、70.Galliard。

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モンセラートの朱い本 [YouTube等]

スペインのバルセロナ郊外にあるモンセラート修道院に伝わる朱い表紙で装丁(朱い表紙は19世紀のものだそうです。)された14世紀の写本があります。「モンセラートの朱い本」(Llibre Vermell de Montserrat)と呼ばれる中世の歌曲集です。

以前記事を書きましたが、それが初めて買ったアルバムでした。

昨日の集まりで話題になりましたので、YouTubeを探してみました。

アルゼンチンのCANTUS FIRMUSによる演奏です。

《声をそろえいざ歌わん》 Cuncti simus concanentes (fol. 24)



《輝ける星よ》 Stella splendens (fol. 22r)



昨日話題になったのは、アンサンブルでいずれこういう曲もできればいいね、ということでした。

こちらでオリジナルのファクシミリが見られるほか、こちらで10曲の歌曲を現代譜に直したものが見られます。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の64.Der Hessen Dantz、66.Bathori Tantz。

先日の、Canariosの記事にKapsbergerの曲によるダンスの動画を追加しました。

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O Primavera [YouTube等]

寒い日が続いていますので、春の歌をひとつ。

O Primavera.jpg

Claudio Moteverdi(1567-1643)の"O Primavera"(おお春よ)です。



チェコのThe student choir of Conservatoire Brnoによる演奏です。

年老いた女性が人生の春を懐かしむという内容ですが、前半は春の美しさを、後半は楽しい日々を返してと嘆く歌詞です。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の64.Der Hessen Dantz、66.Bathori Tantz。

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Canarios [YouTube等]

Gaspar Sanzの記事の続きです。

昨日の記事arataさんのコメントにありましたCanarioの舞踏がどんなものか調べてみました。

La Compagnie Ana YepesによるCanariosです。



別バージョンもあります。



足を踏み鳴らすのが特徴でしょうか。スタイルは異なりますが、フラメンコと共通するところがあるように感じました。

Narciso Yepes(1927-1997)の娘Ana Yepes(舞踏家)と息子Ignacio Yepes(フルート奏者)にPaula Chateauneuf(ギター、リュート)が加わって、Trio Narciso Yepesというユニットで活躍しているようです。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の53."Junckheren Dantz"、58."The Third Branle of Malte"(Le Roy)、59."Der Rolandt"

(追記2010.1.11.)
KapsbergerのCanariosによるダンスの映像を見付けました。

フランスのBéatrice PornonさんとLaurence Postigoさんのテオルボ(とアーチリュート?)の演奏で男女が踊っています。



これもしっかりと足を踏み鳴らしていますね。

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Gaspar Sanz [YouTube等]

ここでも何度か登場していますスペインの作曲家Gaspar Sanz(1640-1710)ですが、昨日のくーぷらんさんの記事で今年が没後300年だということを知りました。

以前Sanzのアルバムを紹介しましたXavier Díaz-Latorreさんの映像が新たにUPされていました。自宅での録画のようです。

Canariosです。クラシック・ギターを弾いていた頃、この曲が弾きたくてイエペス編のSanzの曲集を購入しました。



Pavana al ayre españolです。このblogのタイトルは、大好きなGapar SanzとJohn DowlandのPavaneから名付けました。



他にXacarasやTarantellaによる即興演奏、Francisco GuerauのMarionas、以前紹介したSanzアルバムの全曲がUPされています。Xavier Díaz-LatorreさんのYouTubeのチャンネルはこちらです。

Biblioteca Nacional de EspañaのHPでSanzの"Instruccion de musica sobre la guitarra española"のファクシミリを見ることができます。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の53."Junckheren Dantz"、58."The Third Branle of Malte"(Le Roy)、59."Der Rolandt"

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Pergolesi [YouTube等]

今年は、ペルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi, 1710-1736)生誕300年のメモリアル・イヤーです。クラウディオ・アバドによるペルゴレージ・プロジェクトも開始され、既にアルバムが1枚出ています。

彼の代表作"Stabat Mater"は以前にも記事にしましたが、J.S.Bachが詩篇51 「いと高き神よ、我が罪を消し去りたまえ」(BWV1083)として編曲したことでも知られています。

Daniela Stampa(Soprano)、Annette Grummel(Alto)、Gregor Oechtering(指揮)、Chamber Ensemble Muensterによる演奏です。













木曽のあばら屋さんが歌詞を上げていらっしゃったのでリンクさせて頂きます。

十字架に架けられたイエスを見守る聖母マリアの悲しみを歌ったものですが、美しい曲です。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の53."Junckheren Dantz"、58."The Third Branle of Malte"(Le Roy)、59."Der Rolandt"

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Jingle Cats [YouTube等]

以前も記事にしましたので、覚えている方もいらっしゃるかも知れませんが、猫の鳴き声を集めてクリスマス・ソングに仕立てた"Jingle Cats"というアルバムがあります。日本盤はもう出ていないようですが、HPからCDやDVDを購入できるようです。

プロモーション・ビデオがYouTubeに上がっていましたので紹介します。Jingle Catsのチャンネルはこちらです。

Silent Night



White Christmas



What Child is This(Greensleeves)



Jingle DogsによるJingle Bells



いろいろな音の高さの鳴き声を集めて編集したのでしょうけど、気の遠くなるような作業でしょうね。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の53."Junckheren Dantz"、58."The Third Branle of Malte"(Le Roy)、59."Der Rolandt"

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Prelude, Fuga and Allegro BWV 998 [YouTube等]

J.S.Bachのリュートのための作品のひとつ、Prelude, Fuga and Allegro BWV 998を初めて聴いたのが、オイゲン・ミュラー・ドンボアのバロック・リュートによる演奏(LP)でした。

この曲は二段譜で書かかれていて、表題に「リュートまたはチェンバロのためのプレリュード」とあります。リュートではもちろんのこと、鍵盤楽器でもよく演奏されます。以前、グスタフ・レオンハルトによるチェンバロ演奏を(LPで)聴いたことがあります。

Prelude, Fuga and Allegro.jpg

ギターでもよく演奏されますが、やはりリュートによる演奏がしっくりときます。

さて、オーストリアのリュート奏者Luciano Continiさんのテオルボを使った演奏を見付けました。私の持っているこの曲のイメージに近い演奏です。







鍵盤楽器(Clavichord)による演奏も見付けました。

アメリカの鍵盤楽器奏者Ryan Layne Whitneyさんによる演奏です。



本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の49、51。

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