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リュートの動画 [YouTube等]

先日、歴史的なギターの動画を集めてみましたが、今夜はリュートでいってみたいと思います。

リュートの先祖といわれている、アラブの伝統楽器ウードの演奏から。



プレクトラム(ピック)で弾かれるのと、フレットがないのが特徴です。

次は、5コースの中世リュートです。プレクトラムを使っています。イギリスのluke884400さんの演奏です。



ルネサンスの6コース・リュートです。フランスのValéry Sauvageさんの演奏で、Francesco da Milanoの Fantasia N83です。



同じくルネサンスの7コース・リュートです。オーストラリアのTommie Anderssonさんの演奏で、Anthony HolborneのThe Fairy Roundです。



Tommie Anderssonさんがルネサンスの10コース・リュートについて解説している動画です。



バロックに入って、11コースと13コースのリュートを使ってWeissのPrelude in C Majorを比較演奏する興味深い動画です。アメリカのDaniel Shoskesさんの演奏です。



通称スワン・ネックと呼ばれるジャーマン・テオルボによるWeissのSonate C Dur Entrée Spiritoso、ドイツのJan Grüterさんの演奏です。



大型楽器は他にもあります。

アメリカのDaniel Shoskesさんの演奏で、ZamboniのSonata XよりAllemandeとBourreeです。



最後に、Jan Grüterさんのテオルボ演奏でPiccininiのChiacconaです。



長々とお付き合い頂きました。

本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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リュートとギターの演奏 [YouTube等]

ふじたまworldさんからリュートの「音も聴いてみたい!」とのコメントを頂きました。自分で録音してのせればよいのでしょうけど、今はお聴かせする腕もなければ録音する時間もないので、YouTubeから貼らせて頂きます。(^_^;)

J.Dowland(1563-1626)の「涙のパヴァーヌ」です。オリジナルはルネサンス・リュートの曲ですが、比較のためにクラシック・ギターによる演奏から。

スウェーデンのPer-Olov Kindgrenさんによるロマンティックな演奏です。



フランスのValéry Sauvageさんのリュートによる演奏です。



おっと、この2つの演奏は以前も記事にしていました。(^_^;)

さて、ギターにも古い歴史があります。

現在のギターの元になったのが、スペインのAntonio de Torres(1817-1892)のギターだと言われていますが、19世紀のギターはこんな音がします。

F.Sor(1778-1839)の「月光」です。フランスのValéry Sauvageさんのオリジナル楽器による演奏です。



それ以前となると複弦ですが、5コースのバロック・ギターはこんな音がします。

スペインのXavier Díaz-Latorreさんの演奏による、G.Sanz(1640-1710)の"Canarios"です。



4コースのルネサンス・ギターは、ウクレレにつながる楽器ですが、こんな音がします。

フランスのValéry Sauvageさんの演奏によるGuillaume Morlaye(1510-1558)の"Gaillarde"です。



本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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L'Arpeggiataの新譜 [YouTube等]

古楽アンサンブルL'Arpeggiataが新譜を出すということを聞いていましたが、先日EMIからメールで案内が来ていました。

Via Crucis.jpg

"Via Crucis"(苦難の道)と題されたL'Arpeggiata結成10周年を記念するアルバムです。「17世紀イタリアの作曲家サンチェス、メールラの作品とイタリアとコルシカのトラディッショナルな音楽のコレクション」だそうで、記念DVDが付いたヴァージョンも出ます。

PVもUPされています。

Barbara Furtunaの歌でMaria (sopra la Carpinese)



L'ArpeggiataのHPでもPV2種類、10年の歩みの動画が16種類観ることができます。(メニューのVideosから。)

発売は3月29日ですが、Amazon.co.ukでは既にアルバムの試聴ができるようになっています。

昨年のコンサートでも歌われた「天国と地獄のシャコンヌ」やモンテヴェルディの「主をほめたたえよ」なども入っています。

Philippe JarousskyやNuria Rialの歌声とともに内容も楽しみなアルバムです。

今日は楽器の練習をお休みしました。

宴会は職場近くの中華料理店でした。楽しく時間を過ごしたのですが、写真を撮ってくるのを忘れました。(^_^;)

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Lachrimae Pavan [YouTube等]

Lachrimae.jpg

John Dowland(1563-1626)の"Lachrmae Pavan"(涙のパヴァーヌ)は、当時流行したようで、他の作曲家によって編曲されているほか、Dowland自身によっても歌曲"Flow My Tears"や"Lachrimae or Seven Tears"(試聴できます。)に編曲されています。

曲はAA'BB'CC'という構成で、ダッシュの付いている部分が変奏になっています。この部分は即興で演奏されたのかも知れません。いくつかのヴァージョンの楽譜が残されているようです。

フランスのValéry Sauvageさんも2つのヴァージョンの動画をUPされています。





私は、最初に弾いた楽譜が1つ目の動画と同じヴァージョンだったので、そちらに慣れてしまいました。

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"Flow My Tears"、オランダのValeria Mignacoさん(soprano)とAlfonso Marinさん(lute)による新しい動画がUPされていました。(2010年3月17日付)



本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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Happy Birthday [YouTube等]

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今日は私の誕生日、女王様からも祝福の抱擁が。(これは毎日のことなのですが。)

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毎年この日は業界の大イベントと重なるので、祝って貰えることは稀です。

ちょっと寂しいですが、とって置いたボジョレー・ヌーヴォーを開けて一人で乾杯。綺麗な酸味とシュワッと弾けるタンニンがよい具合に落ち着いていました。デザートにはバレンタインに頂いたチョコレートを。(たくさん頂いたわけではありません。食べるのが遅いだけです。)

YouTubeで見付けた"Happy Birthday to You"、可愛いです。歌のあと何て言ってるのでしょう?



本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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チャッコーナ [YouTube等]

chaconne(ciaccona、chacona)は、16世紀末に新大陸で発生しヨーロッパで流行した3拍子の舞曲です。有名なJ.S.Bachの「シャコンヌ」は、フランス風シャコンヌの影響を受けているようですが、もともとは軽快な舞曲です。

イタリアの17世紀のチャッコーナは、♪♩♪♩♪♩♪♩というリズムが特徴的です。

Kapsberger/ PiccininiのChiaconna、ドイツのJan Grüterさんによるキタローネの演奏です。



C.Monteverdiなど多くの作曲家もチャッコーナに基づく声楽作品を作曲しています。

大好きなC.Monteverdiの"Zefiro torna"(西風が戻り)、アメリカのDavid Taylerさんらによる演奏です。



ウキウキするようなリズムです。

本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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私が羊歯だったなら [YouTube等]

先日紹介しましたソル:ギター作品集に、序奏と「私が羊歯だったなら」の主題による変奏曲 作品26(Introduction et Variations sur L‘Air “Que ne suis-je la fougère” op.26)という曲が入っていますが、原曲はフランスの古謡です。

当時流行したようで、上記のF.Sorの他、同じくギター奏者/作曲家のFerdinando Carulli(1770-1841)も編曲しています。

フランスのValéry Sauvageさんのオリジナルの19世紀ギターによる演奏です。



リュート伴奏による歌の映像もありました。フランスのLaurence OrlowskiさんとKléber Bessonさんによる演奏です。今年、生誕300年のGiovanni-Battista Pergolese(1710-1736)作曲とありますが、どうも違うようです。



フランス語の歌詞は次の通りです。

Que ne suis-je la fougère
Où, sur la fin d'un beau jour,
Se repose ma bergère
Sous la garde de l'amour ?
Que ne suis-je le zéphyre
Qui raffraîchit ses appas,
L'air que sa bouche respire,
La fleur qui naît sous ses pas ?

Que ne suis-je l'onde pure
Qui la reçoit dans son sein ?
Que ne suis-je la parure
Qui la couvre après le bain ?
Que ne suis-je cette glace,
Où son minois répété
Offre à nos yeux une grâce
Qui sourit à la beauté ?

Que ne puis-je, par un songe,
Tenir son cœur enchanté ?
Que ne puis-je du mensonge
Passer à la vérité ?
Les dieux qui m'ont donné l'être
M'ont fait trop ambitieux,
Car enfin je voudrais être
Tout ce qui plaît à ses yeux !

歌詞は、羊飼いの娘が敷いて腰を休める羊歯になりたい、というような恋の歌です。今なら、ちょっと危ないような歌詞かも知れません。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の70.GalliardとF.CuttingのGalliard。

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Robert De Viséeのニ短調組曲 [YouTube等]

映画《禁じられた遊び》で使われた音楽について一昨日記事を書きましたが、Robert De Viséeのニ短調組曲からSarabandeとBourréeが使われていました。

さて、Sarabandeだけですが、イタリアのAndrea Damianiさんによる、Remy ParizotによりNantesで1777年に製作されたオリジナルのバロック・ギターを使っての演奏を見付けました。Damianiさんはルネサンス・リュート教則本を出されています。



CeciliaさんがコメントでイギリスのRob MacKillopさんの演奏を紹介されていました。組曲全曲を演奏されていますので貼っておきます。イギリスのAlexander Batovさん製作のバロック・ギターを使っての演奏です。Sarabandeは3'47"からです。



Bourréeはこちらの2'00"あたりからです。



お二人の演奏も素晴らしいのですが、見事なテクニックを映像で見られるのはさらに嬉しいことです。

ヴァレンタインに頂いたチョコレート、一度にたくさん食べられませんので、少しずつ頂いています。コーヒーと一緒に頂くのも好きですが、今夜は日本酒と一緒に頂きました。

Chocolate.jpg

春鹿 純米酒 超辛口とともに。日本酒とチョコレート、意外に合うのです。

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アルフォンシーナと海 [YouTube等]

大好きな「アルフォンシーナと海(Alfonsina y el mar)」という歌があります。もともとは、アリエル・ラミレスと詩人フェリックス・ルナの合作によるフォルクローレ形式の連作歌曲《アルゼンチンの女》の中の一曲として作曲されたものです。

以前も記事にしましたが、海に入っていったアルゼンチンの女性詩人アルフォンシーナ・ストルニ(1892-1928)への想いを綴ったもので、切なくもの悲しい歌です。

アルフォンシーナと海.jpg

この曲は、ギター・ソロへの編曲で以前から知っていましたが、歌を聴いたのが波多野睦美さんとつのだたかしさんによる演奏が初めてでした。

アルゼンチンのLilofee&Sergioによる演奏です。途中で切れているのが残念です。



久しぶりにギターを弾いてみたくなりました。

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 [YouTube等]

予定外でしたが、検索中に美しい演奏を見掛けたので紹介します。

"A Dream"と題されたJohn Dowlandのパヴァーヌがあります。Dowlandの曲はどれも美しいですが、お気に入りの一曲です。

"A Dream"をアルバム・タイトルにしたHopkinson SmithのCDもありました。

くーぷらんさんもよく紹介されているイギリスのRob MacKillopさんの演奏です。

先ずはオリジナルのリュートによる演奏です。MacKillopさんの姿が見られないのは残念ですが、美しい演奏です。



Rob MacKillopさんは、ギターによる演奏も公開されています。恐らく爪を使わずに指頭で演奏されているのだと思いますが、美しい音です。カポタストを3フレットに付けたリュート・チューニングですね。



こういう演奏を聴くと、またDowlandの曲に取り組んでみたくなります。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の68.Branles Double Francese、69.Galliard Anglesa、70.Galliard。

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