お気に入りのCD（37）－ヴィヴァルディの『四季』（1）－ [CD・DVD・Video]
この夏から秋にかけて、ヴィヴァルディを取り上げたコンサートに行くことが多く、『四季』は2度聴きました。何度聴いても楽しい曲ですが、独奏ヴァイオリンにとってはタイヘンな曲なんですね。
『四季』と言えば、イ・ムジチ（ヴァイオリン・ソロ：フェリックス・アーヨ）による1959年録音のものが有名ですが、私の『四季』の原点もこの録音です。モダン楽器による演奏ですが、多分一番売れた『四季』のレコードではないでしょうか。
その後、古楽器によるCDなども聴きましたが、最近聴いた中ではイギリスのヴァイオリニスト、ナイジェル・ケネディがベルリン・フィルのセレクト・メンバーをバックに2002年に再録音したものがとても印象に残っています。
1. 協奏曲集『調和の霊感』作品3 より第8番
2. ヴァイオリン協奏曲『四季』 より第1番「春」
3. 同第2番「夏」
4. 同第3番「秋」
5. 同第4番「冬」
6. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV.511
改めて聴き直しましたが、エネルギッシュでスリリングな演奏です。音楽が生き生きとしています。
因みに、イギリス在住の古楽器奏者、竹内太郎さんがテオルボとバロック・ギターで通奏低音として参加されています。
本日の練習メニュー：3声の和音とアルペジオの練習曲、"58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.20, 22, 23とアテニャンの「花咲く頃に」をレッスンで注意されましたところを中心に練習。それと58 Very Easy Pieces for Renaissance Lute"のNo.24～27の予習。
「調和の霊感」の協奏曲の中には、練習用の協奏曲としてもよく用いられるものがあります。
四季の独奏vnは、トリノ五輪のフィギュアスケートエキシビジョンで、スケートリンク上で弾いているのを見て、ツィゴイネルワイゼンなみに凄いなと思いました（奏者は忘れてしまいましたが・・・）。
by c-tail (2006-09-17 21:05)
c-tailiさん
nice&コメントありがとうございます。
『調和の霊感』の8番は、ギター3重奏で弾いたことがあるのです。
とても技巧的に書かれていると思いました。
『四季』（特に「冬」の第3楽章）を間近で聴いて、凄い曲だと再確認しましたよ。
by nyankome (2006-09-17 21:33)
どこの演奏かすぐには思い出せませんが、耳に馴染んでいたものとは全く違う、しかし新鮮な「四季」の演奏をラジオで聴きました。（思い出したら書きますね。）
竹内太郎さんは「耳をすませば」で演奏されていますね。
by Cecilia (2006-09-17 23:49)
ケネディさん、ＤＶＤで拝見したことがあります。もう本当にエネルギッシュですよね！ＤＶＤでは、四季に応じて照明の色を変えながら演奏していました。（笑） 「夏」には少し退屈な印象があったのですが、この映像は見ているほうも汗が出てきそうでした。
調和の霊感、ギター3重奏版があるのですね。前にテレビでちらりとシャコンヌのギター版を聴いて、ヴァイオリンとは違った美しさがあると思いました。調和の霊感も聴いてみたいです。
by はちみつ (2006-09-18 00:45)
Ceciliaさん
nice&コメントありがとうございます。
『四季』と言えばイ・ムジチという印象が強いものですから、ケネディのような個性的な演奏は一層際立ってしまいます。どちらも好きですが…。
竹内さんのHPのProfileに「耳をすませば」の演奏のことが書かれていますね。
はちみつさん
nice&コメントありがとうございます。
DVDは観たことがないのですが、ケネディのCDを聴いていると、心から楽しんで演奏しているように思えます。
テレビ放映のギター版シャコンヌはいずみホールの福田進一さんのものでしょうか。そうでしたら、私は会場にいたのですよ。ピアノ版、バロック・ヴァイオリン版との『シャコンヌ』3回シリーズのコンサートでした。
by nyankome (2006-09-18 14:08)
今アマゾンで試聴しました。
本当に大胆で生き生きとした演奏ですね。
特に「春」の１楽章の小鳥のさえずりが素敵でした。
全部聴いてみたいです。
確かにテオルボもよく聴こえました。
それとこの方の別な「四季」も聴きましたがこちらもよかったです。
by Cecilia (2006-09-18 21:21)
Ceciliaさん
再訪ありがとうございます。
確かにテオルボorバロック・ギターがよく聴こえます。
旧録は話題になったCDですね。
by nyankome (2006-09-18 22:26)