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コーヒー・カンタータ [コンサート]

今日の午後、コンサートに出掛けてきました。

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バッハの音楽喜劇 コーヒー・カンタータ(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)

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ロビーのモニターに映った開演前の様子です。右手奥に、テーブル・クロスの掛かった丸いテーブルが見えますが、コーヒー・ポットとコーヒー・カップがのっていました。もちろん、演奏中にも小道具として使われました。

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【前半】
J.S.バッハ:コーヒー・カンタータBWV211
テレマン:フルートとヴァイオリンのための協奏曲ホ短調TWV52:e3

【後半】
J.S.バッハ:農民カンタータBWV212

【アンコール】
テレマン:フルートとヴァイオリンのための協奏曲ホ短調TWV52:e3よりアダージョ

マリア・ケオハナ(ソプラノ)
ホーヴァード・ステンスヴォルド(バス・バリトン)
トマス・メディチ(テノール)
ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮/チェンバロ)
コンチェルト・コペンハーゲン(11名)

楽器構成は、チェンバロ1、フラウト・トラヴェルソ1、ナチュラル・ホルン1、ヴァイオリン6、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1でした。

コンチェルト・コペンハーゲンは、デンマークとスウェーデンの音楽家によって1991年に結成された演奏団体です。何枚かのアルバムを出していますが、最近ではアンネ・ソフィー・フォン・オッターとのバッハ・アリア集がARCHIFから出ています。

ソプラノのマリア・ケオハナさんは、以前オランダ・バッハ協会と来日して「ヨハネ受難曲」で素晴らしい歌声を聴かせてくれました。

今日のコンサートは、暖かみのある演奏で聴いていてとても気持ちよかった。特に、チェンバロとコントラバスの通奏低音の上で、フラウト・トラヴェルソが活躍するソプラノのアリア《ああ!コーヒーってとってもおいしい》がとても美しく、印象的でした。

コーヒー・カンタータには、若い娘と彼女のコーヒー好きを止めさせようとする父親が登場するのですが、やりとりが面白いですね。娘の方が一枚上手のようです。

コーヒー・カンタータは、YouTubeで検索すると、たくさん出てきますが、農民カンタータは少しだけですね。

今日は練習をお休みしました。

(追記2010.1.17.)
バッハが持っているコーヒー・カップは、Royal Copenhagenならぬ、Concerto Copenhagen♪です。

Concerto Copenhagen Cup.jpg

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パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ [コンサート]

同僚と、久しぶりにJazzのコンサートに行ってきました。

Paolo di Sabatino trio-1.jpg

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レッド・プリーストの《四季》 [コンサート]

今日は、レッド・プリーストのコンサート(リンク先でショート映像が見られます。)に出掛けてきました。(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)

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《四季》
バッハとヴィヴァルディ~器楽によるアメイジング・エクストラヴァガンザ(音楽劇)

【前半】
J.S.バッハ(1685-1750)
プレルーディオ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006より)
アンダンテ(フルート・ソナタ ホ短調 BWV1034より)
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847
ジーグ(無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009より)
アリオーソ(チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV1056より)
ブーレとサラバンド(イギリス組曲 第2番 短調 BWV807より)
序奏とジーグ(トッカータ ニ長調 BWV912より)
ラルゴ(2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043より)
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

【後半】
A.ヴィヴァルディ(1678-1741)
《四季》
協奏曲ホ長調「春」アレグロ/ラルゴ/アレグロ
協奏曲ト短調「夏」アレグロ・ノン・モルト/アダージョ・プレスト/プレスト
協奏曲ヘ長調「秋」アレグロ/アダージョ・モルト/アレグロ
協奏曲ヘ短調「冬」アレグロ・ノン・モルト/ラルゴ/アレグロ

【アンコール】
J.M.ルクレール:タンブーラン
J.S.バッハ:フルート・ソナタ ト短調 BWV1020よりアダージョ
D.オルティス:リセルカーダ 第2番

レッド・プリースト
ピアーズ・アダムス(リコーダー)
ジュリア・ビショップ(ヴァイオリン)
アンジェラ・イースト(チェロ)
ハワード・ビーチ(チェンバロ)

以前CDを聴いて以来、実演に接したいと思っていました。その際は、「真面目におバカを追求した」などと失礼なことを書きましたが、決しておバカな演奏ではありませんでした。

《四季》の楽譜に書かれたソネットの情景を徹底的に彼らの方法で表現した演奏でした。例えば、「春」の冒頭では、舞台の後方から表れたリコーダーとヴァイオリンによる鳥の鳴き声で、まるで森の中にいるかのような雰囲気が醸し出されていました。「春」の第2楽章では、ハワード・ビーチが会場を歩き回りながらヴァイオリンで犬の鳴き声を演奏していました。視覚的、聴覚的に十分楽しむことができました。

前半のバッハについては、ピアーズ・アダムスによるプログラム・ノートの文章を引用しておきます。

このプログラムで僕らは“ポップ・バッハ”のコマーシャリズムと“真正”バッハの厳粛さとのバランスをとりつつ、新しい種類の“ロック・チェンバー・バッハ”を創造したいと思います。-中略-選曲の第一の目的は、メロディとハーモニーに対するバッハのすぐれた耳と、彼の作品に満ちあふれる魅惑的な舞踏精神とを際立たせることでした。

全くその通りの演奏だったと感じました。

ピアーズ・アダムスは16本のリコーダーを持ってきたそうです。すべて使ったのかどうかは分かりませんが、取っ替え引っ替え、ときには同時に2本をくわえながら、リコーダーを吹きまくっていました。凄い奏者です。

彼らの演奏の魅力は、CDではなく、やはりコンサートにおいて十分に発揮されるものだと感じました。

今日は楽器の練習をお休みしました。

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ピエール・アンタイ チェンバロ・リサイタル [コンサート]

楽しみにしていたコンサートに出掛けてきました。

ピエール・アンタイ チェンバロ・リサイタル~バッハへの道~(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)

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【前半】
G.フレスコバルディ トッカータ 第10番
作者不詳(イギリス) アルマン
W.バード 野生の森
同 ファンタジア
同 私のネルヴィル卿夫人のグラウンド
J.J.フローベルガー トッカータ ホ短調
L.クープラン プレリュード:フローベルガー氏を模倣して
同 アルマンド、ピエモンテーズ、クーラント、サラバンド
F.クープラン ラ・フォルクレ
同 プレリュード 第8番
同 小さな皮肉屋
D.スカルラッティ ソナタ ニ長調 K511(L314)
同 ソナタ イ長調 K208(L238)
同 ソナタ イ短調 K175(L429)

【後半】
G.F.ヘンデル ハープシコード組曲 第2番 ヘ長調
J.S.バッハ コラール「ただ神の摂理にまかす者」 BWV691
同 イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807

【アンコール】
J.J.フローベルガー ブランロシェ氏へ捧げるトンボー
J.S.バッハ 半音階的幻想曲(ファンタジー)
J.P.ラモー 音楽の対話

使用楽器についての掲示もありました。
ジャーマンモデル 2段鍵盤チェンバロ
Jan Kalsbeek 2000年製作(オランダ、Zutphen)

バッハに影響を与えた後期ルネサンスからバロックにかけてのイギリス、イタリア、フランスの周辺国の代表的な作曲家の作品を取り上げ、バッハへ至る音楽の歴史をたどるというプログラムでした。

前半の冒頭の2曲は当日追加される旨の掲示がありましたが、後半の冒頭のヘンデルは、後半が始まる前にアンタイから追加するとのMCがありました。

アンタイの演奏はCDでは聴いていましたが、コンサートで聴いたのは初めて。流麗で音色の変化を楽しむことができるものでした。曲によっては、まるでオルガンを聴いているかのような音色にはビックリしました。

アンタイ自らチェンバロの演奏を楽しんでいるのが伝わってくるコンサートで、あっという間の2時間でした。

サインして頂いたのはこのアルバムでした。

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今日は楽器の練習をお休みしました。

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フィリップ・ジャルスキー&ラルペッジャータ [コンサート]

仕事を無理矢理終わらせて、なんとかコンサートに行ってきました。

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フィリップ・ジャルスキー&ラルペッジャータ
サンケイホールブリーゼ大阪

【プログラム】
1.即興演奏:ラ・ディア・スパニョーラ
2.バルバラ・ストロッツィ:「恋するエラクレイト」
3.マウリツィオ・カッツァーティ:チャコーナ
4.ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス:プレッソ  ロンデ トランクィッロ
5.即興演奏:タランテラ・ナポリターナ
6.ルチッラ・ガレアッツィ:ああ、美しき人生
7.クラウディオ・モンテヴェルディ/即興演奏:ああ、私は倒れてしまう
8.ジローラモ・カプスペルガー:アルペッジャータ
9.ルチッラ・ガレアッツィ:私の花の夢
10.即興演奏:タランテラ・イタリアーナ
11.G.A.パンドルフィ・メアッリ:ラ・ヴィンツィオリーナ
12.クラウディオ・モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
13.ドメニコ・マリア・メッリ:愛らしい顔を見せて
14.マルコ・ウッチェリーニ:満足したルチミニア
15.クラウディオ・モンテヴェルディ:「安らかにみな忘れ」(歌劇「ポッペアの戴冠」より)
16.クラウディオ・モンテヴェルディ:美しい乙女
17.ルチッラ・ガレアッツィ/即興演奏:家が欲しいな
18.トラディショナル/即興演奏:ロマネスカによる子守唄

【アンコール】
1.クラウディオ・モンテヴェルディ/即興演奏:ああ、私は倒れてしまう(ジャズ風に)
2.作者不詳:天国と地獄のシャコンヌ
3.トラディショナル/即興演奏:ロマネスカによる子守唄
4.クラウディオ・モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば(日本語で)

フィリップ・ジャルスキー Philippe Jaroussky:カウンターテナー
クリスティーナ・プルハル Christina Pluhar:指揮&テオルボ、バロックギター
ルチッラ・ガレアッツィ Lucilla Galeazzi:ヴォーカル
エーロ・パルヴィアイネン Eero Palviainen:テオルボ、バロックギター
マルギット・ウベルアッケル Margit Übellacker:プサルタリー
アレッサンドロ・タンピエーリ Alessandro Tampieri:バロックヴァイオリン
ドロン・シャーウィン Doron Sherwin:コルネット
ミシェル・クロード Michèle Claude:打楽器
北御門はる Haru Kitamika:チェンバロ

プログラムは発表されていませんが、恐らく名古屋のものと同じであったと思われます。アンコールの1.2.4.は、他の会場でもあったようにお約束ですね。

912席のホールに対して、観客の入りは約300名程度だったでしょうか。開館1年の新しい劇場ですが、かなりデッドで、響きが命の古楽にとって辛い会場でした。

演奏の水準は高いものでしたが、どこか乗り切れないものを感じました。

プルハルは旅の疲れもあったのでしょう、サイン会には姿を現さずに早々に会場を後にしたようです。日本に対して悪い印象を持たれていなければよいのですが。

ジャルスキーは、プルハルの分もという意識があったのでしょう、一人一人に丁寧な対応でサインに応じていました。とてもいいひとです。"See you soon."と言って握手してくれました。

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建物の7階にある会場を後にして地階に降りたところで、ルチッラ・ガレアッツィ、エーロ・パルヴィアイネン、アレッサンドロ・タンピエーリ、ミシェル・クロードに出会いました。何人かがお話しをされていましたが、私も少しお話しをさせて頂くことができました。

JarousskyとL'Arpeggiataの演奏を生で聴けたことは素晴らしい経験でしたし、高い水準の演奏でしたが、ノリと響きを楽しめなかったことが残念でした。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の33、40、43、44。

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ジュ・トゥ・ヴ~美しいフランスの歌~ [コンサート]

久しぶりに波多野睦美さんの歌声を聴きました。しかもピアノ伴奏による近現代歌曲は初めてでした。

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ジュ・トゥ・ヴ~美しいフランスの歌~

【前半】
フェデリコ・モンポウ:「魂をうたう」/詩:サンフアン・デ・ラ・クルス
フランシス・プーランク:「ギターによせて」/詩:ピエール・ド・ロンサール
アントネッロ・デ・カゼルタ:「完璧な美」 ヴァカリーズ
フランシス・プーランク:「平和の祈り」/詩:シャルル・ドルレアン
エリック・サティ:「あなたがほしい」/詩:アンリ・パコリ
フランシス・モンポウ:「3つのあそび歌」/詩:不詳
 馬車の上にはお人形/かささぎのマルゴ/月のなかの3匹の子ウサギ
フランシス・モンポウ:「夢とのたたかい」/詩:ジョゼプ・ジャネス
 きみの上には花ばかり/ゆうべおなじ風が/きみは海のよう
リリ・ブーランジェ:「帰還」/詩:ジョルジュ・デュラキス
クルト・ワイル:「ユーカリ」/詩:ロジェ・フェルネ

【後半】
ハンス・アイスラー:「老子亡命途上での道徳経成立の物語」/詩:ベルトルト・ブレヒト
エリック・サティ:「3つのジムノペディ」
エリック・サティ:「帽子屋」/詩:ルネ・シャリュ
エリック・サティ:「ダフェネオ」/詩:ミミ・ゴデブスカ
高橋悠治:「ゆめのよる」/詩:谷川俊太郎
高橋悠治:「鳥は空を求めている」/詩:濱口國雄
高橋悠治:「おやすみなさい」/詩:石垣りん

【アンコール】
ピーター・ウォーロック:「子守歌」
エロック・サティ:「エンパイア劇場の歌姫」
高橋悠治:「むすびの歌」

波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
高橋悠治(ピアノ)

兵庫県立芸術文化センター、小ホール

こちらのアルバムに準拠したプログラムで、波多野さんの新たな一面を聴くことができました。日本語の歌曲では歌詞が明瞭に聞き取れるのは相変わらずでした。

高橋悠治さんは若い頃(現在も?)実験的な演奏をされていて、シンセサイザーを使った「フーガの(電子)技法」が印象に残っています。作曲家としても活躍されていて作品をHPで公開されています。

波多野睦美&高橋悠治-2.jpg

お二人のサインを頂きました。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の33、40、42、43。

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モーリス・シュテーガー リコーダー・リサイタル [コンサート]

古楽オーケストラやアンサンブルの中のリコーダーは何度も聴いたことがありますが、ソロで聴くのは2度目、本格的なリサイタルを聴くのは初めてでした。

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モーリス・シュテーガー リコーダー・リサイタル(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)

【前半】
1. フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:リコーダーと通奏低音のためのソナタイ短調
2. マルコ・ウッチェリーニ:シンフォニア第14番「ラ・フォスキーナ」
3. サラモーネ・ロッシ:シンフォニア第11番「イン・エコー」
4. ベルナルド・ストラーチェ:シャコンヌに基づく即興演奏(チェンバロ・ソロ)
5. ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ:ソナタ第2番
6. アツォリーノ・ベルナルディーノ・デラ・チャイア:チェンバロ・ソナタ第5番よりトッカータとカンツォーネ(チェンバロ・ソロ)
7. ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:ソナタ「ラ・カステラ」

【後半】
8. アルカンジェロ・コレッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ作品5第7番ト短調
9. ウィリアム・バベル:ヘンデル歌劇『リナルド』より「序曲」、「私を泣かせてください」、「私は戦いたい」(チェンバロ・ソロ)
10. ジュゼッペ・サンマルティーニ:ソナタ作品2よりト長調

【アンコール】
11. ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:ソナタ「ベルナベア」より最終楽章
12. アルカンジェロ・コレッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ作品5第10番より第1楽章アダージョ

モーリス・シュテーガー(リコーダー)
北谷直樹(チェンバロ)

細身で長身のモーリス・シュテーガーは1971年スイス生まれのリコーダー奏者、若々しくて男前です。演奏するのが楽しくて仕方がないとばかりに、笑顔が絶えません。

スイスを拠点にヨーロッパで活躍されている北谷(きたや)さんのチェンバロともども流麗で、二人の作り出す音楽は川のようにとうとうと流れて心地よいものでした。

今回のリサイタルでビックリしたのは舞台に置かれた3台のチェンバロでした。2段のフレンチと1段のイタリアンが2台、リコーダーもソプラノ、アルト、テナーを複数使い分けていて、音色の違いも楽しめました。

時間にしてほぼ2時間のとても充実したプログラムで、幸せな気分で帰ってきました。

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このアルバムはお薦めです。(こちらで試聴できます。)

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ジャケットの内側にサインして頂きました。

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鈴木秀美 オーケストラ・リベラ・クラシカ [コンサート]

身体が痛いと言いながらコンサートに出掛けてきました。

「ヴィヴァルディの四季」 鈴木秀美 オーケストラ・リベラ・クラシカ(兵庫県立芸術文化センター、大ホール)

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【前半】
ヴィヴァルディ:「四季」より
「春」
「夏」
チェロ協奏曲ト長調RV413

【後半】
チェロ協奏曲イ短調RV418
「四季」より
「秋」
「冬」

【アンコール】
弦楽合奏のための協奏曲よりフィナーレ

オーケストラ・リベラ・クラシカは鈴木秀美さんが主宰、音楽監督をつとめるオリジナル楽器のアンサンブル、本日の楽器編成は、ヴァイオリン6、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1、アーチリュート/バロック・ギター1、チェンバロ1でした。ヴァイオリン・ソロは若松夏美さん、落ち着いた演奏でしっとりと聴かせてくれました。

このアンサンブルは充実した通奏低音が特徴でしょうか。その中でも、佐藤亜紀子さんのリュート(バロック・ギター)の音は埋もれることなく聞こえていました。(さすがにチェロ協奏曲では厳しかったですが。)

ヴィヴァルディのチェロ協奏曲、こんな曲です。(Sol Gabettaのソロです。試聴できます。「冬」のチェロ編曲版も入っています。)

ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集

ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集

  • アーティスト: ガベッタ(ソル),ヴィヴァルディ,イ・ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD


ヴィヴァルディの曲は「四季」もそうですが、ソロにテクニックを要求します。間近で鈴木秀美さんのソロを聴くことができラッキーでした。

終演後はしっかりサインを頂いてきました。

鈴木秀美-2.jpg

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大阪クラシック2009 [コンサート]

大阪市のメイン・ストリートである御堂筋を中心として、コンサート・ホールだけでなく、あちこちの商業ビルや市役所の玄関ホールなどで、1週間で100のコンサートが催されています「大阪クラシック」も今日で最終日を迎えました。平日昼間のコンサートにはとても行けませんので、昨年同様ファイナル・コンサートに出掛けてきました。

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リンカーンの肖像(コープランド)
シェエラザード(リムスキー=コルサコフ)

【アンコール】
スターウォーズ組曲(ジョン・ウィリアムズ)
日本の歌メドレー他

指揮:大植英治
語り:平松邦夫(大阪市長)
ヴァイオリン・ソロ:長原幸太
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

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会場は三菱東京UFJ銀行大阪東銀ビル、開演前の様子です。

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今年で4年目の「大阪クラシック」、年々盛り上がっているようです。

今年のファイナル・コンサートは、昨年と同じコープランドの「リンカーンの肖像」から。リンカーンのいろいろな演説をつなぎ合わせたナレーションが付きます。もちろん「人民の、人民による、人民のための政府を、地上から消滅させてはならない。」は最後に入ります。印象に残ったのは「私はマスターにも奴隷にもなりたくない。これが私の考える民主主義です。」の部分でした。


「シェエラザード」での長原さんの美しいヴァイオリンの音が印象的でした。

指揮者の大植さんが言っていた「大阪の文化」、大変な世の中でも文化を大切にしていきたいものです。経済が豊かになることは大切ですが、心が貧しくなってはいけないですね。そういう意味で、文化を盛り上げていこうとする「大阪クラシック」、これからも盛り上がっていって欲しいです。

朝8時から配布のファイナル・コンサートのチケット、6時55分に着いて(席順から判断すると)372番でした。来年も手に入るかなぁ。

今日の楽器の練習はお休みしました。

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メロディ・ガルドー [コンサート]

同僚に誘われて、アメリカのシンガー・ソング・ライター、メロディ・ガルドーのコンサートに行ってきました。

彼女はヴォーカルの他にピアノとギターを演奏、バンドはベース、ドラムス、サックス、トランペットそしてチェロの5名でした。

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ウェルシティ大阪厚生年金会館芸術ホール

24歳と若いアーティストで、2枚のアルバム「夜と朝の間で」、「マイ・オンリー・スリル」を出しています(試聴できます。)。

どこか物憂げで独特の雰囲気がありますが、、コンサートでも抜群の歌唱力をもった魅力的な歌声を聞かせてくれました。

ピアノに加えギター(ガット・ギターを弾いていました。)のテクニックも相当なものでした。

コンサートのプログラムはアルバムから。オリジナルが中心ですが、アルバムにも入っているアップテンポの「オーバー・ザ・レインボウ」の編曲が面白かったです。アンコールの最後は「キャラバン」でした。

朝練のために楽器をケースから出したのですが、一番細い1コースの弦が切れていました。予備を持っていましたので張り替えましたが、練習時間が無くなりました。

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