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サンセットホール [コンサート]

今夜は友人の知人が出演するコンサートに出掛けてきました。

おいしい音楽を召し上がれ! ♪ガラコンサート&オペラ『ヘンゼルとグレーテル』♪、南港サンセットホール

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MENU(1ST)
1. 序曲/アデーレ「侯爵様、あなたのような方は」
オペレッタ『こうもり』より(シュトラウス)
2. ジュリエット「私は夢に生きたい」
オペラ『ロミオとジュリエット』より(グノー)
3. クレオパトラ「この胸に息のある限り」
オペラ『エジプトのジューリオ・チェーザレ』より(ヘンデル)
4. ヴィオレッタ「ああ、そはかの人か・・・花から花へ」
オペラ『椿姫』より(ヴェルディ)
5. スザンナ「恋人よ、早くここへ」
オペラ『フィガロの結婚より』
6. 蝶々夫人「ある晴れた日に」
オペラ『蝶々夫人』より(プッチーニ)
7. 乾杯の歌
オペレッタ『こうもり』より(シュトラウス)

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MENU(2ND)
オペラ『ヘンゼルとグレーテル』(フンパーディンク)

植村裕美、大丸奈津、末廣早苗、中村あゆみ、桃野美法、森本則子(ソプラノ)
小林ゆみ(電子オルガン)
森本敦子(ピアノ)

ソプラノ6人とピアノ、電子ピアノによる楽しいコンサートでした。工夫された演出と実力のある方々の演奏に、あっという間の2時間でした。

いわゆる普通の音楽専用ホールと同じような訳ではありませんが、雰囲気のよい会場でした。

眼下にはコスモフェリーターミナルが見えます。

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こちらは大阪府が買い取ったWTCコスモタワー

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会場(並びに会場の入っているATC)の風景です。

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本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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Shakespeare in Love 2 [コンサート]

体調も整ったところで、Emma KirkbyとLondon Baroqueのコンサート(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)に出掛けてきました。

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東京では1プロと2プロ、昨夜は京都で1プロのコンサートがありましたが、兵庫は2プロでした。

【前半】
William Lawes(1602-1645)
 2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オルガンのための組曲 第1番 ト短調*
 Sett no 1 in g monor for 2 vls, gamb, org*
Henry Purcell(1659-1695)
 音楽はしばしの間
 Music for a while
 音楽が恋の糧なら
 If music be the food of Love
 バラよりもやさしく
 Sweeter than roses
 ソナタ 第6番 ト短調 Z807(4声のソナタ集より)*
 Sonata no 6 in g minor from Sonata's of Four Parts Z807*
 『妖精の女王』による組曲(「夏の夜の夢」)
 Suite from The Fairy Queen
  ごらん、世の闇がみずからここで
  See, even Night herself is here
  愛が甘い情熱なら
  If Love's a sweet passion
  嘆き
  The Plaint
  お聴き、風がこだまを返しながら
  Hark the echoing air

【後半】
J.S.Bach(1685-1750)arr. Gwilt
 トリオ・ソナタ 第6番 ト長調(オルガン・ソナタBWV530による)*
 Trio sonata No.6 in G major afer Organ sonata BWV530*
Marin Marais(1656-1728)
 サント・コロンブ氏のためのトンボー*
 Tombeau pour Monsieur de Ste. Colombe*
 ギター*
 La Guitare*
Thomas Arn(1710-1778)
 来てくれ、死よ(「十二夜」)
 Come away, death
 もう恐れることはない(「シンベリン」)
 Fear no more
 教えて、気まぐれはどこで生まれるの?(「ヴェニスの商人」)
 Tell me where is fancy bred?
 エアリエルの歌(「テンペスト」)
 Ariel's song

【アンコール】
Henry Purcell
 娘たちがよく愚痴を言っていた
 When I have often heard from The Fairy Queen
G.F.Haendel(1685-1759)
 モテット「天国からの歌声」よりハレルヤ

Emma Kirkby(soprano)
London Baroque
 Ingrid Seifert(violin)
 Richard Gwilt(violin)
 Charles Medlam(viola da gamba)
 Steven Devine(cembalo)

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シェイクスピアの芝居の中で歌われた歌曲のうち、17世紀のパーセルによるもの4曲と18世紀のアーンによるもの4曲、そしてその間にその時代の器楽合奏曲(*印)がはさまれたプログラムでした。

Emma Kirkbyの歌声は、とても還暦を過ぎたとは思えないくらい若々しくチャーミングでした。

チェンバロ伴奏で歌われた最初の3曲は、少し硬くてあまり声が出ていないように感じましたが、『妖精の女王』の曲あたりから調子が出てきて、アーンの4曲は圧巻でした。

London Baroqueの音は柔らかくて、円熟の演奏という感じでした。4人とも素晴らしいプレーヤーです。

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CDのブックレットにサインもして頂きました。

帰宅途中に見た月です。一緒に写っているのは金星でしょうか。片目をつぶったスマイリーのようでした。

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本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。


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古楽器が語る花と鳥 [コンサート]

今日は兵庫県伊丹市に、旧酒蔵でのコンサートに出掛けてきました。夜は一緒に行った友人と美味しいものを食べに行ってきたのですが、その話は後日記事にします。

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伊丹市に「みやのまえ文化の郷」という美術館、工芸センター、伊丹郷町館(旧岡田家住宅、旧石橋家住宅、新町家)に(財)柿衞文庫を加えた文化ゾーンがあります。

酒造業を営んでいた岡田家の住宅は延宝2年(1674年)に建てられた町家で、酒蔵は現存するものとして最古のものだそうです。

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「清酒醸造で栄えた江戸期の伊丹では、俳諧文化が華開き、文人墨客の往来も頻繁でした。この中で蓄積された文化遺産に故・岡田利兵衞(俳号・柿衞)の系統的な収集物を加えて発足したのが財団法人柿衞文庫」だそうで、現在展覧会「俳句にみる自然のいぶき-花と鳥-」が開かれています。

その展覧会に協賛する形で行われたのが今回のコンサートです。

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1. カンティガ(リュート・ソロ)
2. 花咲くころに(歌とリュート)
3. 可愛いお嬢さん(歌とリュート)
4. タランティーラ(バロックギター)
5. 大陸風にのって(高本一郎、バロックギター)
6. ブナと松の木の間に小鳥が居て(ランディ、歌とリュート)
7. さまざまな鳥によるコンセール(ムリニエ、歌と・リュート)
8. 春の宵(高本一郎、リュート・ソロ)
9. 蝶々(アイルランド古謡、リュート・ソロ)
10. 風の頃(高本一郎/樋口美紀、歌とリュート)
11. この美しい五月(ジャヌカン、歌とリュート)
12. さくら(歌とリュート)

樋口美紀(歌・朗読)
高本一郎(アーチリュート・バロックギター)
木割大雄(司会、お話し)

俳人、木割大雄さんの司会とお話し(プログラムの表紙は木割さんの筆です。)でコンサートが進んでいきました。使われた音楽は、ルネサンス~初期バロックのものでしたが、楽器は酒蔵ができた17世紀後半に合わせたのでしょうか、アーチリュート・バロックギターでした。1674年というとJ.S.バッハが生まれる11年前になります。

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この頃の不順な気候のせいで酒蔵の中は肌寒かったのですが、古楽によく合う雰囲気でした。

素敵なコンサートでしたが、木割さんのお話も興味深いものでした。ワシントンの桜は伊丹から行ったもの(最初に行った東京の桜は枯れてしまったそうです。)で、お返しにやってきたのがハナミズキだったそうです。ちょうど今、ハナミズキの花が咲いていました。

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今日は練習をお休みしました。

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Twilight Concert [コンサート]

今日は用事で梅田に出ていました。

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ついでに中崎町界隈を散歩。ここは繁華街に隣接している住宅街ですが、昭和にタイムスリップしたかのような感じを受けます。古い町屋を利用した(新しい)お店もありますね。

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夜はLittleMyさんの所属するPure Angelのコンサートを聴きにTHE HILTON PLAZAに。

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滝廉太郎:「花」
チルコット:『ア リトル ジャズミサ』より「キリエ」、「グローリア」
久石譲:「君をのせて」
荒井由美:「やさしさに包まれたなら」
マクブルーム:「愛は花、君はその種」
呉田軽穂:「赤いスイトピー」
平井夏美:「瑠璃色の地球」

外は冷たい雨が降っていましたが、とても優しい歌声に心温まるひとときでした。改めて、人の声って素敵だと思いました。

今日は楽器の練習をお休みしました。

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フラメンコ [コンサート]

日中は溜まっていた用事を済ませて、夕方から友人のフラメンコの発表会に出かけてきました。

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伴奏はギター1本とカンテ(歌)とパルマ(手拍子)、それだけですべての踊りを支えるのは凄いことですね。

踊りは衣装が華やかです。

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友人は毎年上手くなっていきます。私も頑張らなければ。

さて、o-sami-oさんから頂いたHNバトン、遅くなり申し訳ありませんでした。ヘンなHNですから由来が気になりますよね。

Q1:貴方のハンドルネームの由来は?
>ウチの女王様(猫)の名前+私のイニシャルです。
 nyanko+me=nyankomeという訳です。

Q2:他に別のハンドルネームを名乗っていたことはありますか?
>滅多に無いHNなので、気に入っています。
 これ以外に名乗ったことはありません。

Q3:他の方にどのように呼ばれていますか?
>「nyankomeさん」でしょうか。

Q4:全く同じハンドルネームを使っている人を見つけた?
>Q2で書いたように、いないです。

Q5:ぶっちゃけ、改名しちゃいたかったりしますか?
>これもQ2で書きましたが、気に入っていますので改名する気はありません。
 面倒なだけという説も。(^_^;)

Q6:ハンドルネームの由来が気になる人にバトンを渡してください。
>スミマセン。やってやろうという奇特な方は、ご自由にお持ち帰り下さい。m(_ _)m

今日は練習をお休みしました。

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リストとチャイコフスキー [コンサート]

及川浩治さんのピアノ協奏曲シリーズは、毎回協奏曲だけ2曲ずつというハードなコンサートです。第1回はラフマニノフの2番と3番第2回はショパンの1番と2番、そして今回はリストの1番とチャイコフスキーの1番でした。

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及川浩治 協奏曲シリーズ 第3回、ザ・シンフォニーホール

リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 G.124
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ長調 op.23

【アンコール】
リスト:ソナタ風幻想曲《ダンテを読んで》

及川浩治(ピアノ)
山下一史(指揮)
大阪センチュリー交響楽団

及川さんの演奏は、良くも悪くも及川節、そして情熱的です。こういう名人芸を要求する曲では及川さんの演奏が映えます。一方で弱音の美しさも素敵でした。

アンコールは、リストの巡礼の年第2年「イタリア」の最後を飾る大曲でした。ダンテの《神曲》地獄編を読んで書かれた曲だと言われています。緊張感のある素晴らしい演奏でした。

そう言えば、アリス=紗良・オットさんの新譜もリストとチャイコフスキーの協奏曲でした。及川さんと演奏スタイルは異なりますが、試聴できますのでよろしければどうぞ。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

  • アーティスト: アリス=紗良・オット,リスト,チャイコフスキー,ヘンゲルブロック(トーマス),ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2010/01/06
  • メディア: CD


第4回はグリーグとシューマン、最終回はブラームスの1番とベートーヴェンの5番が予定されています。

友人と別れ、久しぶりに新今宮から新世界を通って日本橋、難波へと散歩して帰ってきました。

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澤野工房のお店が開いているときに通ったのは初めてです。

今日は練習をお休みしました。

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ディドーネの嘆き [コンサート]

多分行けないだろうと諦めていたコンサートでしたが、午後ポッカリと仕事に空白ができたので、以前休日出勤した代休を貰って京都(上桂)でのコンサートに行ってきました。

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ディドーネの嘆き青山音楽記念館バロックザール

【前半】
1. 他の男が暴君のように(G.F.サンチェス)
2. 嘆きの言葉を(G.F.サンチェス)
3. 戻っておいで、坊や(G.カッチーニ)
4. 愛の神よ、何を待っているのです(G.カッチーニ)
5. いとしい人よ、さようなら(G.カッチーニ)
6. *プレリュードⅠ/パッサカリア/ガリアルダ/コレンテ(G.G.カプスベルガー)
7. ディドーネの嘆き(S.ディンディア)

【後半】
8. さあ、眠りなさい(聖母マリアの子守歌)(T.メルラ)
9. *トッカータ/ピーヴァ/コラシオーネ/カナリオ(G.G.カプスベルガー)
10. ああ、私は倒れる(C.モンテヴェルディ)
11. あの高慢なまなざし(C.モンテヴェルディ)
12. さようなら、ローマ(C.モンテヴェルディ)
13. 恋するヘラクレイトス(聴いておくれ、恋人たち)(B.ストロッツィ)

【アンコール】
恋する男たちよ、教えてあげよう(チャコーナ)(B.フェッラーリ)

*キタローネ・ソロ

ロベルタ・マメリ(ソプラノ)
つのだたかし(キタローネ)

ロベルタ・マメリさんは、イタリアの古楽声楽アンサンブル《ラ・ベネシアーナ》のメンバーです。

CDで聴いてはいましたが、遠かったけれどコンサートに行ってよかったと思いました。圧倒的な歌唱力、表現力に言葉も出ませんでした。私が今まで聴いた女声の中でベストのひとりです。

ソプラノですが低い音から高い音まで、囁くような声からフォルテまで、表現も自由自在でした。昨年聴いたジャルスキーのコンサートのプログラムと曲が重なっていますが、女声で聴く別の魅力を発見できました。アンコールのフェッラーリの曲は特に嬉しかったです。

終演後CDにサインをして頂き、にっこり笑って写真にも収まって下さいました。CDのジャケットは落ち着いた雰囲気ですが、若々しく笑顔の似合う素敵な方でした。

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今日は帰宅が遅くなり、明日も早朝から用事がありますので、ご訪問やコメントのお返事が遅れますがご容赦下さい。

(追記2010.2.27.)
Roberta MameliさんのHPはこちらです。MEDIAから動画を見たり、曲を聴いたりできます。

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大萩康司 with テレマン室内オーケストラ [コンサート]

友人に誘われて、久しぶりにギターのコンサートに行ってきました。

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大萩康司 with テレマン室内オーケストラ~協奏曲と五重奏曲:バロックから現代まで~いずみホール

若手(そろそろ中堅でしょうか。)の中では大萩康司さんのギターが一番好みです。ソロでは何度も聴きましたが、室内楽との共演は初めてです。

プログラムに大好きな《ある貴紳のための幻想曲》も入っていたので楽しみにしていました。

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【前半】
1. G.Ph.テレマン:弦楽四声部のための協奏曲ニ長調
2. A.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ短調(《調和の霊感》第11番)
3. A.ヴィヴァルディ:ギター(リュート)協奏曲ニ長調RV93

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【後半】
4. F.タレガ:アルハンブラの思い出
5. L.ブロ-ウェル:ギター五重奏曲(ギターと弦楽四重奏のための)
6. J.ロドリーゴ:《ある貴紳のための幻想曲》

【アンコール】
7. J.ロドリーゴ:《アランフェス協奏曲》より第2楽章(短縮版)
8. 横尾幸弘:さくらの主題と変奏曲

大萩康司(ギター)
延原武春(指揮)
テレマン室内オーケストラ

1.2.はテレマン室内オーケストラのみの演奏、美しい曲です。3.は以前ピアノと演奏した思い出の曲です。3楽章ともAABBという構成で、繰り返しの部分ではメロディに変化を付けて演奏していましたが、バックとの音量のバランスが悪かったような気がします。第2楽章でチェンバロはリュート・ストップを使っていましたが、ギターと音色が被るのが気になりました。

後半は、ギター・ソロから。弾き癖でしょうけど、無造作に出してしまったような音があって残念でした。(よくレッスンで注意されます。)うって変わって、5.は熱演でした。拍子もコロコロ変わる難曲ですが、弦楽四重奏との息もぴったりでした。6.はGaspar Sanzの曲を元にした曲ですが、Sanz没後300年ということで取り上げたとのことです。スコアを片手に聴いていたのですが、これも難曲です。PA(Public Address)を使っての演奏でしたが、音量のバランスがよくストレス無く聴くことができました。ギターも快演でした。ただ、小編成の弦楽器に対して、急に管楽器の音が大きく出るところがあって不自然な感は否めませんでした。ギター協奏曲の難しいところです。

アンコールでは、ギターの美しい音を堪能しました。ここにきてやっと大萩さんの持っている美しい音色を楽しめたと思います。(今日のプログラムでは仕方のないところですが。)

3.6.7.ではPAを使っての演奏(舞台中央に写っているのが見えますでしょうか。Fujitsu TenのEclipseです。)、演奏する方も聴く方もストレスを無くすためには仕方のないところですが、まだまだ自然な音とは言えません。3.は調整がうまくいかなかったのか、ギターの音がよく聞こえず残念でした。

持って行ったスコアに、記念にサインをして頂きました。が、日付が一日間違っています。(^_^;)

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ブランデンブルク協奏曲全曲演奏会 [コンサート]

コンサートが続いています。今日は、ベルリン古楽アカデミー・オーケストラによるJ.S.バッハの《ブランデンブルク協奏曲》全曲演奏会兵庫県立芸術文化センター、大ホール)に出かけてきました。

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開演前のステージの様子です。

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楽器構成は、ヴァイオリン/ヴィオリーノ・ピッコロ/ヴィオラ、ヴァイオリン/ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリン×2、ヴィオラ×2、チェロ×2、チェロ/ヴィオラ・ダ・ガンバ、コントラバス、フラウト・トラベルソ/リコーダー、オーボエ×3、ファゴット/リコーダー、ナチュラル・ホルン×2、ナツラル・トランペット、チェンバロの19名でした。

ブランデンブルク協奏曲は、6曲それぞれが編成の違う協奏曲で、それも楽しみのひとつです。それぞれで楽器配置を変えて演奏されました。

【前半】
ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調 BWV1046
規模の大きい編成です。ナチュラル・ホルン×2、オーボエ×3、上手いですね。ビックリしました。

ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047
ナチュラル・トランペット、リコーダー、オーボエ、ヴィオリンの4つの独奏楽器が前に出て演奏しました。ナチュラル・トランペットで他の楽器との音量バランスをとりながら、あんな技巧的な演奏ができるのですね。これもビックリ。

ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
ヴァイオリン×3、ヴィオラ×3、チェロ×3と通奏低音による協奏曲。

【後半】
ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
ヴァイオリンとリコーダー×2が独奏楽器。ミドリ・ザイラーさんのヴァイオリンが大活躍、リコーダーのお二人も柔らかい素敵な音でした。

ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
恐らく一番有名な曲で、チェンバロが大活躍します。本日最高の演奏でした。

ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
ヴィオラ×2、ヴィオラ・ダ・ガンバ×2、チェロに通奏低音という渋い曲。とても心地よい演奏でした。

なかなか全曲を通して聴く機会がありませんので、楽しくまた興味深いコンサートでした。

こちらで、ベルリン古楽アカデミー・オーケストラによる《ブランデンブルク協奏曲》のCDを試聴できます。

会場に向かう途中、自宅の近くの駅で見掛けたプランターです。春がいっぱいです。

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明日は、アンサンブルの例会です。ソロのレッスンほど腕に負担がかからないと思いますので参加する予定です。(迷惑になりそうでしたら見学ということで。)

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Lute Live [コンサート]

今夜はリュートとバロック・ギターのコンサートに出掛けてきました。

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【リュート・ソロ】
冬の空に(高本一郎)
若い娘
村のブランル

【バロック・ギター・ソロ】
エスパニョレッタ(サンス)
カナリオス(サンス)
シャコンヌ(コルベッタ)
ロンド風ガボット~無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(バッハ)

【デュオ】
2つのアリア(マテイス)
スパニョレッタ(シチリアーナ)
Los Impossible(ロマネスカによる即興演奏)

ゲスト:竹内太郎(バロック・ギター)
高本一郎(リュート)

イギリス在住の古楽器奏者竹内太郎さんは現在日本ツアーの最中、今日は師匠とのデュオでした。

バロック・ギターはマーシャル作のオリジナル、ガット弦が張られた装飾が美しい楽器でした。18世紀後半に作られたものだそうです。若干テンションを高めに弦を張って、楽器が鳴ってくるのを待っていると仰っていましたが、既によく鳴っているように感じました。

バロック・ギターの奏法について、実際に弾いて解説して頂きましたのでよく分かりました。

デュオのロマネスカによる即興演奏は、掛け合いが楽しめました。ライブならではですね。Los Impossibleについては、以前書いたこちらの記事をご覧下さい。竹内さんは「叶わぬ恋」と訳していらっしゃいました。

竹内さんはとても気さくな方で、お話しができて楽しかったです。CDのジャケットにもサインをして頂きました。

ご心配をお掛けしました左腕ですが、結構痛みがあるので暫く練習を休みにして様子を見ようと思います。アドバイスやお見舞いをありがとうございました。治ったら、今年こそバロック・ギターにも取り組みたいものです。

今日から暫く帰宅が遅くなる予定です。ご訪問やコメントが遅れるかも知れませんがご容赦下さいますようお願いします。

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