SSブログ

Silent Night [楽譜]

クリスマス・ソングといえば真っ先に思い浮かぶのが"Silent Night"です。

Silent Night.jpg

Joseph Mohrの詞にFranz Xaver Gruberが曲を付けたクリスマス・キャロルで、1818年12月25日にオーストリアのオーベルンドルフの聖ニコラウス教会で初演されました。

この曲に関して以前記事を書いているのですが、4年近く経ってしまいましたので当時の記事を再掲します。

~*~*~*~*~*~*~*~*~☆~○~☆~*~*~*~*~*~*~*~*~
長年ギターを弾いてきたのに恥ずかしいのですが、オリジナルはギター伴奏で書かれているのですね。インターネットで「グルーバー きよしこの夜」で検索してみると…出てきますね。要約すると、

初演は1818年オーストリアのザルツブルグに近いオーベルンドルフの聖ニコラウス教会。作詞者はヨゼフ・モーア(1792-1848)、作曲者はフランツ・グルーバー(1787-1863)。クリスマス・イヴの前日、ネズミにかじられて演奏できなくなったオルガンに代わって、ギター伴奏のクリスマス礼拝用賛美歌の作曲をモーアから依頼されたオルガニストのグルーバーは、礼拝の数時間前に曲を完成させ、モーアのギター伴奏で初演された。

というものです。

オリジナルのメロディは私たちが一般的に知っているものと少し違います。更に歌詞も6番まであるのですね。
~*~*~*~*~*~*~*~*~☆~○~☆~*~*~*~*~*~*~*~*~

最近の研究では、この(本番直前に完成したという)逸話に疑問が出てきたようです。

さて、写真に写っているのは、Salzburg Museum蔵のグルーバー自筆のソプラノ、アルト、オルガンのための楽譜のファクシミリで、1860年頃のものです。

オリジナルはこちら、現代譜に直したものはこちらで見ることができます。

ギター伴奏の楽譜は、モーアの自筆譜が残っていて、1820~25年頃のものと推定されています。やはりSalzburg Museum蔵のもので、こちらで見ることができます。

Silent Night Association(Stille Nacht Gesellschaft)のHPには、上記楽譜の他、この曲についてのさまざまな情報が載っています。ドイツ語、英語の両方で読むことができます。それほど難しい英語ではないので興味のある方は是非ご覧下さい。

今日の練習:Joanne MatelartのFantasia primaとFantasia terza

nice!(48)  コメント(12) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。