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古代ギリシャの音楽 [YouTube等]

何度かここでも取り上げていますが、古代の(西洋)音楽を復元しようという活動がなされています。楽器が残っているわけではなく、壺に描かれた絵などを元に、石碑や陶板に残された楽譜を元に演奏するわけですから、当時と同じ音楽かどうかは判断しようがないのですが、一定の研究成果はあるようですね。

さて、Lyre(リラ、竪琴)で古代ギリシャの音楽を(編曲して)演奏している動画がありました。

英国のMichael Levyさんの演奏です。彼はたくさんの動画をUPしていますが、CDも9枚出されているようです。

完全な形で残っている世界最古の楽曲の一つと言われている《セイキロスのスコリオン》です。詳しい解説についてはこちらをどうぞ。石碑に残された音楽は単旋律のメロディだけです。



Michael Levyさんの他の動画はYouTubeのチャンネルまたは彼のHPで見ることができます。

Luis Paniaguaによる演奏もありました。



こちらは竪琴とヴァイオリンによる演奏です。ヴァイオリンはもちろん古代ギリシャの楽器ではありませんが、堅いことはなしで。

イタリアのカメラータ同様、古代ギリシャの音楽にロマンを感じるひとは現代にもたくさんいるのですね。

今日の練習:Joanne MatelartのFantasia primaとFantasia terza

(追記2010.12.10.)
Lyre(リラ、ライアー)は元々は古代ギリシャの竪琴を意味するものだったそうですが、のちに形態の近い楽器をこの名前で呼ぶようになったようです。
竪琴の「竪」の字は「豎」の異体字で、立てるの意味があります。「堅」の字に似ていますね。

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