SSブログ

しばらくお休みします [雑感]

少し前から風邪をひいて体調を崩し、なかなかコンピュータに向かうことができなくなりました。体調面だけでなく、それが影響しているのか気力の面も大きいと感じています。

Haycock_Lute_and_Crane_Guitar.jpg

夏にも食中毒で一週間寝込んだことがあり、何とか続けてきたものの、それ以降コメントへのお返事が書けなくなっていました。

それでも今日まで続けてこられたのは皆さまの暖かいコメントのお陰だと感謝しています。

さて、体調の方はご心配頂くほどのことはありません。今までも風邪がひと月ほど治らなかったことは何度もあります。

ただ、少し前に書きましたが、年明けから仕事が忙しくなることもあり、そろそろ毎日の更新は難しいかなと思ってきたのが一番の理由です。それから、今年は公私ともにいろいろと充実していたせいか、心身共に疲れを感じているので、このあたりでリフレシュしたいというのもあります。

思えば、2006年4月2日にここを立ち上げ、以来たくさんの方と交流させて頂き、たくさんのことを学びました。感謝の気持ちで一杯です。

これで休止にするわけでなく、不定期に更新したいと考えています。また懲りもせずに毎日更新しているかも知れません。とにかく、しばらくお休みして、ゆっくり考えたいと思います。

勝手を申しますが、また帰ってきましたら、よろしくお願いします。

皆さまのところには年末年始のお休みを利用してご訪問させて頂くつもりです。

素敵な年末年始になりますよう、心よりお祈りいたします。

nice!(104)  コメント(54) 
共通テーマ:音楽

Getting Ready for Christmas Day [YouTube等]

クリスマスの時期になると思い出されるのが、サイモンとガーファンクルが歌う「7時のニュース / きよしこの夜」です。

YouTubeで検索するとたくさん動画が出てきますが、著作権上問題があると思いますので、試聴先のリンクはこちらにしておきます。

シンプルなピアノ伴奏でS&Gが歌う美しい「きよしこの夜」のバックに7時のニュースが流れています。

上院議会での住宅開放の問題、コメディアンの死、キング牧師のデモ行進殺人犯の公判、ヴェトナム反戦運動・・・、穏やかなクリスマスの歌と不安な社会情勢を対比させたかったのでしょうか。

さて、今年69歳のPaul Simonが、新曲"Getting Ready for Christmas Day"を出しました。「クリスマスの準備中」とでも訳せばよいのでしょうか。彼のHPでPVを公開しているほかMP3で曲をダウンロードできます。(クリスマス・プレゼントでしょうか。)



来春発表されるアルバム"So Beautiful Or So What"からのシングル・カットで、クリスマスに合わせて発表されたようです。

5年ぶりのアルバムですが、まだまだ元気に活躍されていますね。

今日の練習:Joanne MatelartのFantasia primaとFantasia terza

nice!(45)  コメント(6) 
共通テーマ:音楽

Merry Christmas! [コンサート]

Shafranov-01.jpg

Merry Christmas!
皆さまにとって、素敵な週末になりますように。

年末のバタバタで会議の開始時間が遅くなり心配しましたが、何とか間に合いました。

Shafranov-05.jpg

ひょうごクリスマス・ジャズ・フェスティバル2010 ウラジミール・シャフラノフ・トリオ(兵庫県立芸術文化センター、小ホール)

ピアノ:ウラジミール・シャフラノフ
ドラムス:レイスカ・ライネ
ベース:ペッカ・サルマント

Shafranov-02.jpg

4年前のコンサートでも同じことを書いていて、見直して苦笑してしまいました。

「あなたと夜と音楽と」で始まったコンサート、スタンダード・ナンバーを中心にクリスマス・ソングを挟んだプログラムでした。

1st Set
You And The Night And The Music
Emily
I'll Close My Eyes
Radames y Pele
Este Seu Olhar
The Christmas Song
The Days Of Wine And Roses
Ruby My Dear
Round Midnight
Blue Monk
White Christmas
Rhythm-a-ning

2nd Set
Hush-a-Bye
I Remember Clifford
Minha Saudade
Minority
Beautiful Friendship

Encore
Blue Bossa
A Child Is Born

Shafranov-03.jpg

このトリオは、奇を衒わないオーソドックスで美しいピアノとベースとドラムスの演奏で聴かせます。安心して音楽に浸ることができました。

Shafranov-04.jpg

今年最後のコンサートとともに、素敵なクリスマス・イヴとなりました。

nice!(44)  コメント(13) 
共通テーマ:音楽

メイプル [楽器]

楽器で使われる木材は、音に関係する実用的な面と装飾的な面の両方で選ばれるのですが、側板や裏板にはとよばれる装飾的な模様がある木材が使われることがあります。

杢について、Wikipediaではこう説明されています。

原木の瘤の部分など異常成長で生じた局部的なねじれや湾曲を起こした箇所を切り出したときに、稀に現れる柾目とも板目とも異なる複雑な模様の木目

現代のクラシック・ギターの裏板にはハカランダやローズウッドが使われることが多いのですが、19世紀ギターではメイプルの楽器をよく見掛けます。

虎杢のメイプルは、ヴァイオリン同様19世紀ギターでもよく使われています。

maple-01.jpg

オリジナルの楽器です。一枚板の素晴らしいシカモアです。黄色いのはニスの色でしょう。

maple-02.jpg

これはレプリカです。均等に虎杢が入った木材です。

maple-03.jpg

これも現代の楽器です。見る方向によってはもっと虎杢が見えますが、木目の方がはっきりしたメイプルです。

鳥眼杢(バーズ・アイ)のメイプルも使われることがありますが、実際に使われたギターをこちらで見ることができます。

今日の練習:Joanne MatelartのFantasia primaとFantasia terza

なかなか体調が戻らず、年末の忙しさも加わって、ご訪問もままならず心苦しく思っています。

nice!(39)  コメント(11) 
共通テーマ:音楽

O TannenbaumとAmazing Grace [録音]

懲りずにウクレレでクリスマス・ソングの第2弾です。

Ukulele 2010_12_22.jpg

頂き物のカードですが、キリストの生誕とネウマ譜のようなものが描かれています。

「もみの木」(O Christmas Tree / O Tannenbaum)は、ドイツ民謡で、、もともとはクリスマスとは関係のないもので、常緑樹のもみの木を変わらない愛に喩えた歌詞が付いています。

O Tannenbaum, O Tannenbaum
Wie treu sind deine Blätter
Du grünst nicht nur zur Sommerzeit
Nein auch im Winter wenn es schneit
O Tannenbaum, O Tannenbaum,
Wie grün sind deine Blätter!



「アメージング・グレース」(Amazing Grace)は、ジョン・ニュートン(John Newton)作詞、作曲者不詳の賛美歌です。

Amazing grace how sweet the sound
That saved a wretch like me.
I once was lost but now am found,
Was blind but now I see.



相変わらず拙い演奏ですが、汚い音になる率が減ってきました。(^^;
不用意に力が入ってしまうと音が割れてしまいます。力加減が難しいですが、綺麗な音が出ると嬉しいです。

今日の練習:Joanne MatelartのFantasia primaとFantasia terza

相変わらず風邪をひいていて、咳止めの薬が加わったせいか眠くて仕方がありません。
ご訪問が滞ったままで済みません。

nice!(43)  コメント(14) 
共通テーマ:音楽

鼠算 [和算]

和本を取り上げたついでに、和算の話題を。

和算の問題の一つに「鼠算」というものがあります。初出は江戸時代の算術の基礎を網羅した『塵劫記』(吉田光由著、初版寛永五年=1627年)とされていますが、このようなものです。

(原文)正月に鼠父母出て子を十二疋うむ、親共に十四疋に成。此鼠二月には子も又子を十二疋ずつ産むゆえに、親共に九十八疋に成。かくのごとく、月に一度ずつ、親も子も又まごもひこも月々に十二疋ずつうむ時に十二月にはいかほどになるぞといふ。

(私訳)ネズミの夫婦が1月に12匹の子を産みます。(雌雄同数とする。)このネズミ、二月には子もまた12匹ずつ子を産むので、親ともに98匹となります。このように月に一度12匹ずつ子を産むとすると、12月には総数は何匹になるでしょうか。

問題と計算の説明を原書で。

算法指南車-04.jpg

算法指南車-05.jpg

算法指南車-06.jpg

計算法はこう書かれています。

法にねずみ二疋に七を十二度掛くれば右の鼠高と知れ申候也。

2匹の親から12匹の子どもが生まれ7つがいになります。
親子で2+12=2×7=14匹です。
2月には7つがいから12匹ずつ生まれるので、親子孫合わせて(2+12)×7=2×7×7=98匹となります。

現代の数学の考え方では、これは初項2、公比7の等比数列になっていて、12月における合計は第13項となります。(厳密には帰納法で証明しなければいけませんが。)

従って、2×7×・・・×7(7の13-1乗)を計算して、27682574402を得ます。

算法指南車-07.jpg

『塵劫記』は寺小屋の教科書でしたので、子どもがそろばんで計算していたのでしょうね。ほんの11桁ですが、筆算だと大変です。

さて、この問題には続きがあって、「27682574402匹の鼠が一日に米を半合ずつ食べるとすると合計いくらになるか。」と「1匹の体長を4寸とすると、27682574402匹の鼠を繋げていくとどれくらいの長さになるか。」がおまけとして付いています。

この画像は私が持っています『塵劫記』の異本である『算法指南車』をスキャンしたものです。正式には『新編塵劫記首書増補改算法指南車』というタイトルが付いています。

算法指南車-01.jpg

算法指南車-02.jpg

算法指南車-03.jpg

明和戊子春三月 浪速 小川愛道識と書かれていますが、明和五年(1768年)のことです。江戸時代にはこのような『塵劫記』の異本がたくさん出たようです。私ももう一冊別のものを持っています。当時は著作権という考え方が無かったのですが、この本の出版は吉田光由が亡くなった1673年から100年近く経っているので、現代でも合法ですね。

今日も楽器を弾く時間がとれませんでした。ご訪問も滞っていて申し訳ありません。

nice!(48)  コメント(9) 
共通テーマ:音楽

北斎漫画 [雑感]

国立国会図書館のHPに「近代デジタルライブラリー」があります。国立国会図書館が所蔵する明治・大正・昭和前期刊行図書のデジタル画像を収録するサイトです。

インターネットで閲覧可能なものは、明治期約129,000冊、大正期41,000冊と、膨大な量です。

さて、葛飾北斎が絵手本として発行したスケッチ画集「北斎漫画」は、1814年(文化11年)から1878年(明治11年)までに全十五編が発行されました。

以前古書店で実物を見たことがあり、買えない値段ではなかったのですが、当時は和算書を収集していたのでそちらにまでは手が回りませんでした。今となっては、買っておかなかったことを後悔していますが、近代デジタルライブラリーで閲覧できることが分かりました。明治11年出版のものです。

国立国会図書館-02.jpg

国立国会図書館-01.jpg

国立国会図書館-03.jpg

国立国会図書館-04.jpg

このライブラリーでは、必要な箇所をPDFファイルとしてダウンロードすることができます。

国立国会図書館-05.jpg

サーバーの負荷が大きくならないように、最大で一度に10コマ分しかダウンロードすることが出来ないので、(分割しないと)丸ごと一冊ダウンロードすることができませんが、有り難い機能です。

来年の干支であるウサギが描かれているのは第二編の25コマと第十五編の14コマです。国立国会図書館ホームページから転載したものです。

北斎漫画第二編.jpg

北斎漫画第十五編.jpg

ダウンロードした画像の転載にあたっては、許可が必要です。転載許可を申請していましたが、メールでの遣り取りの後、国立国会図書館総務部企画課電子情報企画室長名で次のような許可がおりました。

国立国会図書館ホームページからの転載について(回答)
平成22 年12 月18 日付けで依頼のありました標記の件につきましては、下記により行うこと
で、差し支えありません。

1 転載するコンテンツ
「近代デジタルライブラリー」
から
北斎漫画 第2 冊25 コマ
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/851647
北斎漫画 第15 冊14 コマ
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/851660
2 転載先の名称等
(1)ウェブサイト
①サイト名及びURL : So-net ブログ「Pavane~リュートとギターに囲まれて」
http://pavane.blog.so-net.ne.jp
②管理者名 : ■■■■
③転載予定時期 : 平成22 年12 月21 日
3 転載に係る条件
(1)1のコンテンツが国立国会図書館ホームページから転載したものであることを明示する
こと。
(2)1のコンテンツを2に使用する目的以外の目的に使用しないこと。
(3)この回答文書に基づく転載により、著作権法上その他の問題が生じた場合は、依頼者に
おいてその責任を負うこと。

メールでの遣り取りの際に、年賀状においてそのまま利用することは難しいことが分かりました。「当館ウェブサイトからの画像の転載では、画像の同一性が損なわれるような、大幅な加工はご遠慮頂いております。」という理由です。

但し、「元画像のトレースをして線画を作成したり、元画像を参考に絵を描き起こしてお使いいただければ当館に申請をしていただく必要はございません。」ということなので、そういう形での利用は可能です。

私もその方向で利用したいと思います。

面倒な方は、原画をトレースした画像を提供しているサイトもありますので、そちらを利用するのがよいかも知れません。(URLを記載しませんが検索すれば出てきます。私が見たサイトでは、個人利用は可となっていました。)

国立国会図書館総務部企画課電子情報企画室の担当の方には、迅速かつ丁寧に対応して頂き感謝します。よい勉強になりました。

今日はちょっとバタバタしていて、楽器の練習はお休みです。

nice!(47)  コメント(10) 
共通テーマ:音楽

アンサンブル&忘年会(2010.12.19.) [レッスン]

体調もどうにか持ち直して、今年最後のアンサンブルの練習に行ってきました。

Ensemble 2010_12_19-01.jpg

たまたま並んだリュート3台、両端の楽器が同じ製作家によるものです。リブ(裏板)の木材は左から、シカモア、イチイ、イチイです。同じイチイでもニスによって色合いが異なります。

さて、今日の課題はバス課題による即興演奏でした。

繰り返すバスの上に即興で旋律を付けていくのですが、普段からいくつかのパターンを持っておかなければいけないと思いました。

あとは来年の曲の打ち合わせなど。

練習のあとは忘年会でした。

Ensemble 2010_12_19-02.jpg

鍋を囲んで、今年の反省と来年に向けての抱負を語りました。

Ensemble 2010_12_19-03.jpg

Ensemble 2010_12_19-04.jpg

Ensemble 2010_12_19-05.jpg

アンサンブルの前に、ウクレレのケースを探しに行ってきました。あつらえたようにピッタリのものが見付かりました。

Ensemble 2010_12_19-06.jpg

今日は気温も上がって暖かい一日でしたので体調もまずまずでしたが、風邪がぶり返さないように気を付けなければ。

nice!(53)  コメント(18) 
共通テーマ:音楽

年賀状の準備 [雑感]

峠は越えたと思いますが、まだ微熱が続いていて、咳も出ます。今日は一日寝てばかりでした。

さて、夕方から起きてゴソゴソと年賀状の準備を始めていました。

こんな写真を撮ったり、

年賀状2011-01.jpg

北斎漫画」の兎の絵を加工したりしていました。

「北斎漫画」は国立国会図書館の近代デジタルライブラリーからダウンロードできます。著作権は当然切れていますが、転載については許可が必要なようです。現在、ダウンロードした画像を「blogに載せてよいか」と「年賀状で使ってよいか」を問い合わせ中です。

返事が来ましたらまた記事にします。

取り敢えず2種類の原稿ができました。

年賀状2011-02.jpg

あとは印刷すればよいのですが、今日は疲れましたのでまた明日以降にします。

さて、日本郵便の「郵便年賀.jp」では、年賀状ソフトを無料配布したり、素材を配布したりと、いろいろなサービスを展開しています。

年賀状2011-03.jpg

面白いなと思ったのは「手作り風はんこ作成ツール」です。

年賀状2011-04.jpg

文字だけでなく、写真をアップロードしてはんこ風の画像を作成することができます。

年賀状2011-05.jpg

作った画像はダウンロードして使うことができます。

年賀状2011-07.jpg

今日も練習はお休み。

ご訪問も滞っていて申し訳ありません。

nice!(57)  コメント(23) 
共通テーマ:音楽

ウクレレ・モーツァルト [YouTube等]

お見舞いのコメントをありがとうございました。

今日は休暇を貰って早めに帰宅して休んでいました。

こんなときは楽しい音楽を。

モーツァルト:交響曲 第25番 K.183より第1楽章



栗コーダーカルテットの近藤研二さんとSweet Hollywaiiansの松井朝敬さんによるアルバムからのVCです。

アルバムはこれですね。(試聴できます。)

ウクレレ・モーツァルト presented by ローリングココナッツ

ウクレレ・モーツァルト presented by ローリングココナッツ

  • アーティスト: 松井朝敬,近藤研二
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: CD


Amazonでは扱いが終了しているようですが、Tower Recordや発売元のVictor Entertainmentでは購入できるようです。

今日も練習はお休みです。皆さまのところには、また明日ゆっくりご訪問をさせて頂きます。

nice!(44)  コメント(15) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。