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イェルク・デームス ピアノ・リサイタル [コンサート]

第1回堺古楽コンサートに行きたかったのですが、先約と重なってしまいました。

イェルク・デームス ピアノ・リサイタル(兵庫県立芸術文化センター、大ホール)

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【前半】
シューベルト:4つの即興曲 op.90 D899
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 op.53《ヴァルトシュタイン》

【後半】
ドビュッシー:水の反映~《映像 第1集》より
同:月の光がそそぐテラス~《前奏曲集 第2集》より
同:沈める寺~《前奏曲集 第1集》より
同:月の光~《ベルガマスク組曲》より
フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調

【アンコール】
ショパン:ノクターン 第5番 op.15-2
同:子守歌
同:ワルツ 第7番 op.64-2

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ピアノ:Jörg Demus(1928- )

イェルク・デームスはオーストリアのピアニスト、フィッシャー・ディースカウとのシュベルトの歌曲集のアルバムで聴いたことがありますが、一度生で聴いてみたいと思っていました。今年で82歳ですから、最後のチャンスだったかも知れません。

弾かれる音に説得力があることと、弱音の美しさが際立っていました。

前半のベートーヴェン、シューベルトは十八番だと思われますが、特に《ヴァルトシュタイン》では、独特の語り口に多少の違和感がありましたが、説得力のある演奏でした。

特に後半のドビュッシーは音の美しさ、動きの滑らかさが素晴らしかったように思います。フランクは圧巻でした。

アンコールでまさかショパンが聴けるとは思ってもみませんでした。

高齢なので期待はしていなかったのですが、サイン会もありました。

Jorg Demus-03.jpg

一緒に行った友人が「美しい音に感動しました。」と言うと「楽器がよかったので。」という言葉が返ってきましたが、気持ちよく演奏できたということでしょう。

因みにピアノはスタインウェイでした。先日同じ場所で聴いたカツァリスが弾いたヤマハ同様、この楽器も素晴らしい音でした。

今日も楽器の練習はお休みしました。

(追記2010.11.15.)
このホールは約2,000席の大ホールです。左右端の最前列は音響の関係でしょうか、観客を入れていませんでしたが、それ以外は4階席までほぼ満席でした。写真は開場直後でほとんど観客が入っていなかったときのものです。

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