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J.S.BachのMagnificat [CD・DVD・Video]

クリスマスにはちょっと気が早いかも知れませんが、クリスマス・イルミネーションの記事を書いたついでに音楽の方も。

マニフィカトは、受胎告知を受けたマリアが喜びを持って神を賛美したという、ルカによる福音書の「マリアの祈り」のテキストによる楽曲です。

J.S.Bachのマニフィカトは初稿が変ホ長調、第2稿ニ長調となり初稿にあったクリスマスに因んだ挿入曲4曲が省略されました。調が変わった理由は、使用楽器を替えたことによるようで、輝かしい響きのD管トランペットを使うためだと言われています。その他、リコーダーがフラウト・トラベルソに、そしてオーボエ・ダ・モーレが加えられました。

また、クリスマスに因んだ挿入曲が省かれたことで、復活祭、聖霊降臨祭の晩課にも使われることになりました。

さて、オランダ・バッハ協会のマニフィカトの演奏は第2稿に基づくものですが、スヴェーリンク他によるクリスマスの挿入曲を復活させたものです。

壮麗で輝かしいクリスマスにピッタリの曲ですね。

カップリングは、管弦楽組曲第4番の序曲を冒頭合唱曲に転用したクリスマス用の華やかなカンタータ第110番《われらの口を笑いで満たし》BWV.110です。

Bach Magnificat Veldhoven.jpg

J.S.バッハ: 1.-7. カンタータ第110番《われらの口を笑いで満たし》BWV.110 8.-23. マニフィカト ニ長調BWV.243*

(マニフィカトの挿入曲)
10. Dirck Janszoon Sweelinck(1591-1652):暁の星のいと美しきかな
14. Jan Baptist Verrijt(1600-1650):走れ、羊飼いよ
17. Johann Hermann Schein(1586-1630):おお幼いイエスよ、我が幼いイエスよ
20. Johann Michael Bach(1648-1694):いと高き神に栄光あれ

ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)*
ウィリアム・タワーズ(アルト)
チャールズ・ダニエルズ(テノール)
ステファン・マクラウド(バス)

オランダ・バッハ協会
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)

こちらで試聴できます。

今日の練習:リュートでJoanne MatelartのFantasia prima、19世紀ギターでDown By The Sally Gardens。

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