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モンテヴェルディのマドリガーレ集第6巻 [CD・DVD・Video]

3枚買ったGLOSSAレーベルの最後は、声楽アンサンブル、ラ・ヴェネクシアーナによるモンテヴェルディのマドリガーレ集第6巻です。

ラ・ヴェネクシアーナは第1~9巻の他、「音楽の戯れ」や「倫理的、宗教的な森」、「オルフェオ」、「ポッペアの戴冠」などモンテヴェルディの主要作品を録音しています。

マドリガーレ集は持っていなかったので、どれか欲しかったのですが、「アリアンナの嘆き」が入っている第6巻にしました。

Sesto Libro dei Madrigali.jpg

クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):マドリガーレ集第6巻

1.-4. アリアンナの嘆き
5. 西風が帰り
6. 多くの中で一人の女性が
7. さらば、美しいフローリダよ
8.-13. セスティーナ(愛せし女の墓に流す恋人の涙)
14. ああ、うるわしい顔よ
15. ここで彼女はほほえんだ
16. 哀れなアルチェーオ
17. 「バット」、エルガストは泣く
18. 静かな川のほとりで

クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
ラ・ヴェネクシアーナ

こちらで試聴できます。

ラ・ヴェネクシアーナによるモンテヴェルディはいつも素敵です。

ソロで聴く「アリアンナの嘆き」もいいですが、アンサンブルで聴くのも趣が変わっていいですね。

参考に、スペインのFORMA ANTIQVAによる「アリアンナの嘆き」です。ソロはXavier Sabata(countertenor)です。



本日の練習:バロック・ギターでGaspar Sanzの"Canarios"

(追記2010.8.20.)
説明不足でしたので若干解説を。

「ナクソス島のアリアドネ」のお話しはご存じでしょうか。

結婚を条件にアリアドネ(=アリアンナ)の手助けでミノタウロスを無事退治し迷宮を脱出できたテーセウスですが、アリアドネは彼にナクソス島に置き去りにされます。そのときの嘆きを歌ったものです。

もともとはモンテヴェルディの歌劇「アリアンナ」の中の一曲ですが、他の曲は失われて「アリアンナの嘆き」だけが伝わっています。そのソロの方は1608年、後に5声に編曲され1614年にマドリガーレ集第6巻に収められました。

対訳はこちらをご覧下さい。

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