SSブログ

Spanish Guitar Music [CD・DVD・Video]

リュートの発表会が終わり、一段落ついたのでGaspar Sanz(1640-ca.1710)イヤー(没後400年)が終わらない内にバロック・ギターに取り組むことにしました。

(注)Sanzの生年、没年ははっきりしないようで、諸説あります。

聴いていて格好いいなと思うプロの演奏はたくさんありますが、真似しようと思っても無理なので練習するときは聴かないようにしています。

それでも、聴いていて気付かされることが多いので、最近このアルバムをよく聴いています。

Spanish Guitar Music.jpg

Spanish Guitar Music

Gaspar Sanz
1. Canarios
2. Folias
3. Villanos
4. Fuga 1 por primer tono al ayre Espanol
5. Fuga 2 al ayre de jiga
6. Espanoleta
7. La Tarantela
8. Pavanas con Partidas al Aire Espanol: Pavanas con partitas al ayre Espanol
9. Giga Inglesa
10. Bailete Frances
11. Canciones
12. La Coquina Francesa
13. Lantururu
14. La Esfachata de Napoles
15. La Minona de Cataluna
16. La Minina de Portugal
17. Dos Trompetas de la Reyna de Suecia
18. Clarin de los Mosqueteros del Rey de Francia
19. La Cavalleria de Napoles con dos clarines
20. Jacaras
21. Gran Duque de Florencia
22. Passacalles por quarto tono punto alto
23. Canarios

Santiago de Mursia
24.-40.(省略)

Jakob Lindberg(baroque guitar)

こちらで試聴できます。

とても端正で品のよい演奏です。基本的に楽譜通りに弾いているので参考になります。たいていのアルバムでは、恐らく当時そうだったように、楽譜を元に即興演奏しているものが多いです。

さて、ブックレットでもLindbergが書いているのですが、バロック・ギターの調弦は3通りあります。こちらのWikipediaに五線譜で説明があります。Sanzは一番上の4~5コースをオクターブ上げてユニゾンで張る方法を好んだようです。Lindbergは「少し疑問が残るが」と書きながらもその調弦を採用しています。

いずれにせよ、オクターブ高い弦が張られていることに違いはありません。4~5コースをユニゾンにするか、オクターブにするかの違いです。

因みに、曲目は省略しましたが、tr.24以降のMursiaの演奏では、上記リンクのWikipediaの一番下の、4~5コースをオクターブで張る方法を採用しています。聞き比べてみると、響きの違いが面白いと思います。

本日の練習:バロック・ギターでGaspar Sanzの"Canarios"

今日から出勤、机はありました。(^^;)

(追記2010.8.3.)
私の楽器の調弦は、奇士さんのコメントにあるものと同じ、「5コースはオクターブ上げてユニゾン、4コースはオクターブ」です。本文のリンクのWikipediaの中央のものです。

nice!(40)  コメント(18) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。