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福田進一&ウィリアム・カネンガイザー デュオ・リサイタル [コンサート]

月曜日のコンサートというのも珍しいのですが、仕事帰りにギターのコンサートに行ってきました。

Osaka Guitar Summer 2010 〈福田進一と仲間たちvol.1〉
福田進一&ウィリアム・カネンガイザー デュオ・リサイタル

福田進一_カネンガイザー-01.jpg

ザ・フェニックスホール

【前半】
-デュオ-
F.ソル:ランクラージュマン「はげまし」作品34

-ソロ/ウィリアム・カネンガイザー-
M.deファリャ(カネンガイザー編曲):粉屋の踊り(バレエ音楽「三角帽子」より)
O.ハント:組曲「バグダッドの理髪師」より
B.ヘッド:「友人へのスケッチ」よりロブスター・テイル、ブルックランド・ブギ

【後半】
-ソロ/福田進一-
H.ヴィラ=ロボス:ワルツ・ショーロ、ショーロス第1番
A.C.ジョビン(ベリナティ編曲):ガロート(ショーロ)
P.ベリナティ:ジョンゴ
セバスチャン・?:私の上で踊って

-デュオ-
A.ヨーク:三千院
C.ドビュッシー(J.ブリーム編):ゴリウォッグのケークウォーク
藤井眞吾:紺碧の舞曲

【アンコール】
E.グラナドス(ペペ・ロメロ編):スペイン舞曲第2番「オリエンタル」
藤井眞吾編:ずいずいずっころばし、ふるさと

カネンガイザーさんは以前LAGQ(ロサンゼルス・ギター・カルテット)の一員として聴いたことがありますが、ソロでは初めてです。

福田進一さんを聴くのは3年ぶり、「アランフェス協奏曲」以来です。

軽妙な語り口のソルの2重奏から始まりました。

カネンガイザーさんは、かつてモーツァルトの「トルコ行進曲付き」をギター一本で弾く(CDと楽譜を持っていますが、弾けません。)など凄いテクニックの持ち主ですが、リズム感や歌わせ方が素晴らしかったです。

「カネンガイザーさんの後は弾きにくい。」と仰いながら始まった福田さんのソロは、ブラジルの音楽を中心としたものでした。福田さんのテクニックもカネンガイザーさんに負けないくらい凄いものでしたが、それより聴かせるツボをきちんと押さえた演奏はさすがです。一曲プログラムが変更になったのですが、作曲者の名前を聞き落としてしまいました。

プログラムの最後は再びデュオです。会場にはギタリスト/作曲家の藤井眞吾さんの姿もありました。

アンコールは、カネンガイザーさんの師ペペ・ロメロ編曲の「オリエンタル」から。そして藤井眞吾さん編曲の2曲で締めくくられました。

今回のコンサートは、福田進一さんが「故郷大阪でギターの催しを」ということで始まったもので、今日明日とマスター・クラス、そして明日の夜には受講生による終了コンサートがあります。

終演後は例によってサインの列に並びました。

福田進一_カネンガイザー-02.jpg

(以前Paul Jacobsonのギターを使っていた)カネンガイザーさんに「私も以前はPaul Jacobsonのギターを弾いていたのですが、今はリュートに転向しました。」と言うと、「あぁ、それで爪を伸ばしていないんだね。」とすぐに指先に目が行くなんてさすがだと思いました。

本日の練習はお休みしました。

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