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ペグ [楽器]

リュートやバロック・ギター、(初期の)19世紀ギターなどの弦楽器の調弦にはヴァイオリンのような木製のペグが使われています。

フリクション・ペグと呼ばれるもので、木と木の摩擦で弦の張力を保つというものです。

ペグのつまみのデザインはいろいろで意匠が凝らされています。

先ずはリュートのペグから。

丸いタイプです。

Peg_Lundberg.jpg

peg_oku.jpg

ハートの形のものもあります。

Peg_Haycock.jpg

ギターのペグは裏から差し込むような構造になっています。

バロックギターから。

Peg_Busato-02.jpg

Peg_Busato-01.jpg

19世紀ギターです。楽器は約200年前に製作されたオリジナルですが、(消耗品の)ペグは現代のものに換装されています。

Peg_Petitjean-02.jpg

Peg_petitjean-01.jpg

楽器ではありませんが、ギターに使うカポタストにもペグが使われているものもあります。

Peg_Capo.jpg

木ペグによる調弦は慣れても結構大変ですが、モダン・ギターのような(結構重量のある)金属のマシンによるものと違ってヘッドが重いということはありません。木ペグとマシンでは音色も変わるようです。

フラメンコ・ギターでは木ペグの楽器も見掛けますね。

今日の練習:Marco dall'AquilaのRecercarを2曲。

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