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How to make a lute [YouTube等]

リュートの制作過程を紹介した動画を見付けました。

「5分で紹介するリュートの作り方」と題されたこの動画は、イギリスのリュート製作家Martin Shepherdさんが、ご自身の演奏と製作過程の写真で作られたものです。

残念ながらすべての過程という訳にはいかないのですが、ボウルを作るための木型、リブの貼り付け、ロゼッタの彫刻、バス・バーの貼り付け、ペグ・ボックスの製作の様子を見ることができます。

意外とバスバーが複雑です。

モデルはWendelio Venereの7コース・ルネサンス・リュートで、演奏されている曲は、Francis Cuttingの"Pavan"です。



繊細で美しいロゼッタです。因みに、ロゼッタは裏に型紙を貼って、裏から彫っていくそうです。残った型紙は剥がさずに補強のために残しておきます。

演奏の腕も見事ですね。美しい音です。

同様の別の製作家の動画も見付けました。

Patrick Carusoさんによるリュートの製作過程の紹介です。リュートの演奏はアメリカのJerry Willardさんで、William Byrdの"The Carman's Whistle"とJohn Dowlandの"Mr Hasselwood's Galliard"です。



両方を見るとだいたいの製作過程が分かりますね。

今日の練習:リュートでJoanne MatelartのFantasia prima、19世紀ギターでDown By The Sally Gardens。

(追記2010.10.28.)
リュートの製作は19世紀初頭の楽器の衰退とともに20世紀初頭に復興されるまで途絶えていました。現代では残された楽器等の資料をもとに製作されています。
リュートについてはWikipediaをご覧下さい。最近改訂されたようで、記述が詳細になっています。

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